濃度10%の食塩水400gが入った容器Aと、濃度のわからない食塩水200gが入った容器Bがあります。容器Aから容器Bへ食塩水を100g移してよくかき混ぜ、次に容器Bから容器Aへ食塩水を100g移してよくかき混ぜると、容器Aの食塩水の濃度は9%になりました。はじめに容器Bに入っていた食塩水の濃度は何%ですか。

算数濃度食塩水文章問題方程式
2025/4/6

1. 問題の内容

濃度10%の食塩水400gが入った容器Aと、濃度のわからない食塩水200gが入った容器Bがあります。容器Aから容器Bへ食塩水を100g移してよくかき混ぜ、次に容器Bから容器Aへ食塩水を100g移してよくかき混ぜると、容器Aの食塩水の濃度は9%になりました。はじめに容器Bに入っていた食塩水の濃度は何%ですか。

2. 解き方の手順

まず、容器Aから容器Bへ100gの食塩水を移した後の、容器Bの食塩水の濃度を考えます。
容器Aから移した100gの食塩水に含まれる塩の量は、100×0.1=10100 \times 0.1 = 10gです。
容器Bには元々200gの食塩水があり、これに10gの塩が加わったので、容器Bの食塩水の量は300gになります。
次に、容器Bから容器Aへ100gの食塩水を移します。このとき、容器Bの食塩水100gに含まれる塩の量は、100×容器B全体の塩の量容器B全体の食塩水の量100 \times \frac{\text{容器B全体の塩の量}}{\text{容器B全体の食塩水の量}}で求められます。ここで、容器B全体の塩の量は200×x/100+10200 \times x/100 + 10g(xxは容器Bの初期濃度)、容器B全体の食塩水の量は300gなので、移す塩の量は100×2x+10300=2x+103100 \times \frac{2x+10}{300} = \frac{2x+10}{3}gになります。
容器Aには元々400gの食塩水があり、そのうち100gを容器Bに移したので、300g残っています。
この300gの食塩水に含まれる塩の量は、300×0.1=30300 \times 0.1 = 30gです。
そこに、容器Bから100100gの食塩水が移され、容器Aの食塩水の量は400gに戻ります。
この時、容器Aの食塩水に含まれる塩の量は、30+2x+10330 + \frac{2x+10}{3}gになります。
容器Aの食塩水の濃度は9%になったので、400×0.09=36400 \times 0.09 = 36gの塩が含まれていることになります。
したがって、30+2x+103=3630 + \frac{2x+10}{3} = 36という方程式が成り立ちます。
これを解くと、
2x+103=6\frac{2x+10}{3} = 6
2x+10=182x+10 = 18
2x=82x = 8
x=4x = 4

3. 最終的な答え

4 (%)

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