中心の座標が$(1, 1)$で、直線$l: 2x - y - 11 = 0$に接する円Cの半径を求め、さらに、Cと$l$の接点のx座標を求めよ。

幾何学直線接線点と直線の距離座標
2025/3/13

1. 問題の内容

中心の座標が(1,1)(1, 1)で、直線l:2xy11=0l: 2x - y - 11 = 0に接する円Cの半径を求め、さらに、Cとllの接点のx座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 円Cの半径を求める。円Cの半径は、中心(1,1)(1, 1)と直線2xy11=02x - y - 11 = 0との距離に等しい。点と直線の距離の公式を使う。点(x0,y0)(x_0, y_0)と直線ax+by+c=0ax + by + c = 0との距離dは
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
今回の問題では、(x0,y0)=(1,1)(x_0, y_0) = (1, 1)a=2a = 2, b=1b = -1, c=11c = -11なので、
r=2(1)11122+(1)2r = \frac{|2(1) - 1 - 11|}{\sqrt{2^2 + (-1)^2}}
r=21114+1r = \frac{|2 - 1 - 11|}{\sqrt{4 + 1}}
r=105=105=1055=25r = \frac{|-10|}{\sqrt{5}} = \frac{10}{\sqrt{5}} = \frac{10\sqrt{5}}{5} = 2\sqrt{5}
よって、円Cの半径は252\sqrt{5}である。
(2) 円Cと直線llの接点の座標を求める。
接点は、中心(1,1)(1, 1)から直線llに下ろした垂線の足である。
直線llの法線ベクトルはn=(2,1)\vec{n} = (2, -1)である。中心(1,1)(1, 1)を通るllの法線方向の直線の方程式は、
x=1+2tx = 1 + 2t
y=1ty = 1 - t
と表せる。この直線と直線l:2xy11=0l: 2x - y - 11 = 0の交点が接点となる。
2(1+2t)(1t)11=02(1 + 2t) - (1 - t) - 11 = 0
2+4t1+t11=02 + 4t - 1 + t - 11 = 0
5t10=05t - 10 = 0
5t=105t = 10
t=2t = 2
したがって、接点の座標は
x=1+2(2)=1+4=5x = 1 + 2(2) = 1 + 4 = 5
y=12=1y = 1 - 2 = -1
接点の座標は(5,1)(5, -1)。求めるのはx座標なので、5。

3. 最終的な答え

円Cの半径: 252\sqrt{5}
接点のx座標: 5

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