真空中で0.50m隔てて+1.0Cと-2.0Cの電荷がある。この2つの電荷にはたらく静電気力は斥力、引力のどちらか、また、その大きさを求めなさい。ただし、クーロンの法則の比例定数は$9.0 \times 10^9 \, \text{N} \cdot \text{m}^2 / \text{C}^2$とする。

応用数学クーロンの法則電磁気学物理
2025/3/14

1. 問題の内容

真空中で0.50m隔てて+1.0Cと-2.0Cの電荷がある。この2つの電荷にはたらく静電気力は斥力、引力のどちらか、また、その大きさを求めなさい。ただし、クーロンの法則の比例定数は9.0×109Nm2/C29.0 \times 10^9 \, \text{N} \cdot \text{m}^2 / \text{C}^2とする。

2. 解き方の手順

まず、電荷の符号を確認します。+1.0Cと-2.0Cなので、異符号の電荷間には引力が働きます。
次に、クーロンの法則を用いて静電気力の大きさを計算します。クーロンの法則は以下の式で表されます。
F=kq1q2r2F = k \frac{|q_1 q_2|}{r^2}
ここで、FFは静電気力の大きさ、kkはクーロンの法則の比例定数、q1q_1q2q_2は電荷の大きさ、rrは電荷間の距離です。
与えられた値から、k=9.0×109Nm2/C2k = 9.0 \times 10^9 \, \text{N} \cdot \text{m}^2 / \text{C}^2q1=1.0Cq_1 = 1.0 \, \text{C}q2=2.0Cq_2 = -2.0 \, \text{C}r=0.50mr = 0.50 \, \text{m}です。
これらの値を式に代入すると、
F=(9.0×109)(1.0)(2.0)(0.50)2=(9.0×109)2.00.25=(9.0×109)(8.0)=72.0×109N=7.2×1010NF = (9.0 \times 10^9) \frac{|(1.0)(-2.0)|}{(0.50)^2} = (9.0 \times 10^9) \frac{2.0}{0.25} = (9.0 \times 10^9)(8.0) = 72.0 \times 10^9 \, \text{N} = 7.2 \times 10^{10} \, \text{N}

3. 最終的な答え

静電気力の向き: 引力
大きさ: 7.2×1010N7.2 \times 10^{10} \, \text{N}

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