$a, b$を有理数とするとき、$\sqrt{3}$が無理数であることを用いて、$(a+2\sqrt{3})(b-\sqrt{3})=3\sqrt{3}-4$ が成り立つような$a, b$の値を求める問題です。

代数学無理数式の展開連立方程式二次方程式
2025/4/17

1. 問題の内容

a,ba, bを有理数とするとき、3\sqrt{3}が無理数であることを用いて、(a+23)(b3)=334(a+2\sqrt{3})(b-\sqrt{3})=3\sqrt{3}-4 が成り立つようなa,ba, bの値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた式を展開します。
(a+23)(b3)=aba3+2b32(3)2=aba3+2b36=ab6+(2ba)3(a+2\sqrt{3})(b-\sqrt{3})=ab - a\sqrt{3} + 2b\sqrt{3} - 2(\sqrt{3})^2 = ab - a\sqrt{3} + 2b\sqrt{3} - 6 = ab - 6 + (2b-a)\sqrt{3}
この式が3343\sqrt{3} - 4と等しくなるためには、
ab6=4ab-6 = -4
2ba=32b-a = 3
という2つの式が成り立つ必要があります。
最初の式から、ab=2ab = 2となります。
2番目の式から、a=2b3a = 2b-3となります。
これを最初の式に代入すると、 (2b3)b=2(2b-3)b = 2 となります。
整理すると、2b23b2=02b^2 - 3b - 2 = 0となります。
この2次方程式を解くと、(2b+1)(b2)=0(2b+1)(b-2)=0 より、b=2b = 2 または b=12b = -\frac{1}{2}となります。
b=2b = 2のとき、a=2(2)3=43=1a = 2(2) - 3 = 4-3 = 1
b=12b = -\frac{1}{2}のとき、a=2(12)3=13=4a = 2(-\frac{1}{2}) - 3 = -1-3 = -4
したがって、(a,b)=(1,2)(a, b) = (1, 2) または (a,b)=(4,12)(a, b) = (-4, -\frac{1}{2})となります。

3. 最終的な答え

(a, b) = (1, 2) または (-4, -1/2)

「代数学」の関連問題

$S_n = \omega^n + \omega^{2n}$ の値を求めよ。ただし、$n$は自然数とし、$\omega$ が何であるかは明示されていません。しかし、通常この種の文脈では、$\omega...

複素数3乗根剰余場合分け代数
2025/4/19

以下の5つの問題を解きます。 (1) $(-3x^2)^4 \div 6x^5 \times 2x^3$ を計算する。 (2) $(x+y-2)(x-y+2)$ を展開する。 (3) $x^2+2xy...

式の計算展開因数分解平方根乗法公式
2025/4/19

与えられた式 $(x-1)(x+1)(x^2-x+1)(x^2+x+1)$ を展開して簡単にせよ。

展開因数分解式の計算
2025/4/19

問題は2つの式をそれぞれ整理することです。 (11) $(x-b)(x-c)(c-b) + (x-c)(x-a)(a-c) + (x-a)(x-b)(b-a)$ (12) $x^3(y-z) + y^...

式の展開因数分解多項式
2025/4/19

与えられた式 $(a+5)(a^2 - 5a + 25)$ を展開して簡単にしなさい。

式の展開因数分解3乗の公式
2025/4/19

問題は、式 $(a+b)^2 (a^2 - ab + b^2)^2$ を展開し、簡略化することです。

式の展開因数分解多項式
2025/4/19

与えられた式 $(a+b+c)^2-(b+c-a)^2+(c+a-b)^2-(a+b-c)^2$ を計算せよ。

式の展開多項式因数分解
2025/4/19

$(a-2)^3$ を展開してください。

式の展開二項定理代数
2025/4/19

与えられた関数 $y = 2x + 1$ に対して、指定された $x$ の値に対応する $y$ の値を求める問題です。具体的には、$x = 0$, $x = -1$, $x = \frac{1}{2}...

一次関数関数の値代入
2025/4/19

$\omega$ は1の3乗根のうち、実数でないものの1つである。このとき、次の式の値を求めよ。 (7) $\omega^2 + \omega + 1$ (8) $\omega^{10} + \ome...

複素数3乗根式の計算因数分解
2025/4/19