(1) 2次不等式 $4x^2 + 12x + 9 \geq 0$ を解く。 (2) 2次不等式 $-x^2 + 2\sqrt{2}x - 2 > 0$ を解く。 (3) 不等式 $-x^2 + 2mx - (2m^2 + 3m - 4) < 0$ がすべての実数 $x$ に対して成り立つような、$m$ の値の範囲を求める。

代数学二次不等式判別式不等式の解法
2025/4/20

1. 問題の内容

(1) 2次不等式 4x2+12x+904x^2 + 12x + 9 \geq 0 を解く。
(2) 2次不等式 x2+22x2>0-x^2 + 2\sqrt{2}x - 2 > 0 を解く。
(3) 不等式 x2+2mx(2m2+3m4)<0-x^2 + 2mx - (2m^2 + 3m - 4) < 0 がすべての実数 xx に対して成り立つような、mm の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1) 4x2+12x+9=(2x+3)204x^2 + 12x + 9 = (2x + 3)^2 \geq 0 より、すべての実数 xx に対して不等式が成り立つ。したがって、答えは「すべての実数」である。
(2) x2+22x2>0-x^2 + 2\sqrt{2}x - 2 > 0 の両辺に 1-1 をかけると x222x+2<0x^2 - 2\sqrt{2}x + 2 < 0 となる。
x222x+2=(x2)2<0x^2 - 2\sqrt{2}x + 2 = (x - \sqrt{2})^2 < 0 となる。
しかし、実数の2乗は必ず0以上なので、(x2)2<0(x - \sqrt{2})^2 < 0 を満たす実数 xx は存在しない。したがって、答えは「解なし」である。
(3) 不等式 x2+2mx(2m2+3m4)<0-x^2 + 2mx - (2m^2 + 3m - 4) < 0 がすべての実数 xx に対して成り立つ条件を求める。まず、両辺に 1-1 をかけると x22mx+(2m2+3m4)>0x^2 - 2mx + (2m^2 + 3m - 4) > 0 となる。
これがすべての実数 xx について成り立つためには、x22mx+(2m2+3m4)=0x^2 - 2mx + (2m^2 + 3m - 4) = 0 の判別式 DDD<0D < 0 である必要がある。
D/4=(m)2(2m2+3m4)=m22m23m+4=m23m+4D/4 = (-m)^2 - (2m^2 + 3m - 4) = m^2 - 2m^2 - 3m + 4 = -m^2 - 3m + 4
したがって、m23m+4<0-m^2 - 3m + 4 < 0 であり、m2+3m4>0m^2 + 3m - 4 > 0 となる。
(m+4)(m1)>0(m + 4)(m - 1) > 0 より、m<4m < -4 または m>1m > 1 となる。

3. 最終的な答え

1: 3
2: 4
3: >
4: <
5: -1
6: 3
7: 4
8: 4
9: 1
10: >
11: m<4,m>1m < -4, m > 1

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