$a$を定数として、次の連立不等式を考える。 $$ \begin{cases} x - 6a \ge -1 & \cdots ① \\ |x + a - 1| < 5 & \cdots ② \end{cases} $$ (1) $x = 1$が不等式①を満たすような$a$の値の範囲を求めよ。 (2) $x = 2$が不等式①を満たさないような$a$の値の範囲を求めよ。 (3) $a = 0$のとき、連立不等式①, ②の解を求めよ。

代数学不等式連立不等式絶対値一次不等式
2025/4/23

1. 問題の内容

aaを定数として、次の連立不等式を考える。
\begin{cases}
x - 6a \ge -1 & \cdots ① \\
|x + a - 1| < 5 & \cdots ②
\end{cases}
(1) x=1x = 1が不等式①を満たすようなaaの値の範囲を求めよ。
(2) x=2x = 2が不等式①を満たさないようなaaの値の範囲を求めよ。
(3) a=0a = 0のとき、連立不等式①, ②の解を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) x=1x=1を不等式①に代入すると、
16a11 - 6a \ge -1となる。
これをaaについて解く。
6a2-6a \ge -2
6a26a \le 2
a13a \le \frac{1}{3}
(2) x=2x=2が不等式①を満たさないので、x=2x=2を不等式①に代入したものが成り立たない。つまり、26a<12-6a < -1となる。
これをaaについて解く。
6a<3-6a < -3
6a>36a > 3
a>12a > \frac{1}{2}
(3) a=0a = 0のとき、
不等式①はx1x \ge -1となる。
不等式②はx1<5|x - 1| < 5となる。
これは5<x1<5-5 < x - 1 < 5と同値である。
各辺に1を足すと、4<x<6-4 < x < 6となる。
連立不等式①, ②の解は、x1x \ge -14<x<6-4 < x < 6を同時に満たすxxの範囲である。
つまり、1x<6-1 \le x < 6

3. 最終的な答え

(1) a13a \le \frac{1}{3}
(2) a>12a > \frac{1}{2}
(3) 1x<6-1 \le x < 6

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