1. 問題の内容
与えられた二輪車販売台数の構成比の表と、それに関する5つの記述があり、表から判断できる最も妥当な記述を選ぶ問題です。
2. 解き方の手順
各記述について、表のデータと照らし合わせて真偽を判断します。
* **記述1:** 2012年から2015年の間、原付第一種の販売台数は一貫して減少し続けている。
表を見ると、原付第一種の構成比は、2012年から2015年にかけて 61.2% → 56.9% → 55.0% → 52.0% と減少しています。また、販売台数の合計も減少しているため、販売台数も一貫して減少していると言えます。したがって、記述1は正しい可能性があります。
* **記述2:** 2012年から2015年の間、原付第二種の販売台数が最も多かったのは2015年である。
表を見ると、原付第二種の構成比は、2012年から2015年にかけて 22.5% → 24.1% → 23.1% → 25.5% と変化しています。2015年の構成比は最も高いですが、販売台数の合計が2015年は最も少ないため、販売台数で比較する必要があります。
販売台数は、構成比 × 販売台数合計 で求められます。
2012年:
2013年:
2014年:
2015年:
よって、原付第二種の販売台数が最も多かったのは2013年なので、記述2は誤りです。
* **記述3:** 2012年の原付第一種の販売台数は、2015年の小型二輪車の販売台数の10倍以上である。
2012年の原付第一種の販売台数:
2015年の小型二輪車の販売台数:
2012年の原付第一種の販売台数は、2015年の小型二輪車の販売台数の10倍以上ではないので、記述3は誤りです。
* **記述4:** 2012年から2015年の間、軽二輪車の販売台数は一貫して増加し続けている。
表を見ると、軽二輪車の構成比は、2012年から2015年にかけて 9.9% → 11.4% → 12.7% → 13.0% と増加しています。しかし、販売台数の合計は2012年から2013年に増加し、2013年から2014年に減少、2014年から2015年に減少しています。
2012年:
2013年:
2014年:
2015年:
軽二輪車の販売台数は、2012年から2014年に増加、2014年から2015年に減少しているので、記述4は誤りです。
* **記述5:** 2014年の小型二輪車の販売台数は、前年と比べて1万台以上増加している。
2013年の小型二輪車の販売台数:
2014年の小型二輪車の販売台数:
増加量:
2014年の小型二輪車の販売台数は、前年と比べて1万台以上増加していないので、記述5は誤りです。
3. 最終的な答え
記述1が最も妥当です。