はい、承知いたしました。画像に写っている3つの問題について、それぞれ解説と解答を示します。

解析学三角関数三角関数の合成最大値sincostan
2025/4/30
はい、承知いたしました。画像に写っている3つの問題について、それぞれ解説と解答を示します。
##

1. 問題5

###

1. 問題の内容

πθ<32π\pi \le \theta < \frac{3}{2}\pi かつ cosθ=45\cos \theta = -\frac{4}{5}のとき、以下の値を求めよ。
(1) sinθ\sin \theta
(2) sin2θ\sin 2\theta
###

2. 解き方の手順

(1) sinθ\sin \theta を求める。
sin2θ+cos2θ=1\sin^2 \theta + \cos^2 \theta = 1 という三角関数の基本公式を利用する。
sin2θ=1cos2θ\sin^2 \theta = 1 - \cos^2 \theta
sin2θ=1(45)2\sin^2 \theta = 1 - (-\frac{4}{5})^2
sin2θ=11625\sin^2 \theta = 1 - \frac{16}{25}
sin2θ=925\sin^2 \theta = \frac{9}{25}
sinθ=±35\sin \theta = \pm \frac{3}{5}
πθ<32π\pi \le \theta < \frac{3}{2}\pi より、θ\theta は第3象限の角である。第3象限では、sinθ<0\sin \theta < 0 であるため、
sinθ=35\sin \theta = -\frac{3}{5}
(2) sin2θ\sin 2\theta を求める。
2倍角の公式 sin2θ=2sinθcosθ\sin 2\theta = 2 \sin \theta \cos \theta を利用する。
sin2θ=2×(35)×(45)\sin 2\theta = 2 \times (-\frac{3}{5}) \times (-\frac{4}{5})
sin2θ=2425\sin 2\theta = \frac{24}{25}
###

3. 最終的な答え

(1) sinθ=35\sin \theta = -\frac{3}{5}
(2) sin2θ=2425\sin 2\theta = \frac{24}{25}
##

2. 問題6

###

1. 問題の内容

tanθ=3\tan \theta = 3 のとき、cos2θ\cos^2 \theta の値を求めよ。
###

2. 解き方の手順

tanθ=sinθcosθ\tan \theta = \frac{\sin \theta}{\cos \theta} である。
tan2θ+1=1cos2θ\tan^2 \theta + 1 = \frac{1}{\cos^2 \theta} という公式を利用する。
(または、sin2θcos2θ+1=sin2θ+cos2θcos2θ=1cos2θ\frac{\sin^2 \theta}{\cos^2 \theta} + 1 = \frac{\sin^2 \theta + \cos^2 \theta}{\cos^2 \theta} = \frac{1}{\cos^2 \theta} を導出してもよい。)
1cos2θ=tan2θ+1\frac{1}{\cos^2 \theta} = \tan^2 \theta + 1
1cos2θ=32+1\frac{1}{\cos^2 \theta} = 3^2 + 1
1cos2θ=10\frac{1}{\cos^2 \theta} = 10
cos2θ=110\cos^2 \theta = \frac{1}{10}
###

3. 最終的な答え

cos2θ=110\cos^2 \theta = \frac{1}{10}
##

3. 問題7

###

1. 問題の内容

0x2π0 \le x \le 2\pi のとき、関数 f(x)=3sinx+cosxf(x) = \sqrt{3}\sin x + \cos x の最大値を求めよ。
###

2. 解き方の手順

三角関数の合成を行う。
f(x)=3sinx+cosx=Rsin(x+α)f(x) = \sqrt{3}\sin x + \cos x = R\sin(x+\alpha) の形に変形する。
R=(3)2+12=3+1=4=2R = \sqrt{(\sqrt{3})^2 + 1^2} = \sqrt{3 + 1} = \sqrt{4} = 2
cosα=32,sinα=12\cos \alpha = \frac{\sqrt{3}}{2}, \sin \alpha = \frac{1}{2} より、α=π6\alpha = \frac{\pi}{6}
よって、f(x)=2sin(x+π6)f(x) = 2\sin(x+\frac{\pi}{6})
0x2π0 \le x \le 2\pi のとき、π6x+π62π+π6\frac{\pi}{6} \le x + \frac{\pi}{6} \le 2\pi + \frac{\pi}{6}
sin(x+π6)\sin(x+\frac{\pi}{6}) の最大値は1である。(x+π6=π2x + \frac{\pi}{6} = \frac{\pi}{2} のとき)
したがって、f(x)f(x) の最大値は 2×1=22 \times 1 = 2
###

3. 最終的な答え

最大値:2

「解析学」の関連問題

関数 $f(x) = x^5 - 5x^4 + \frac{20}{3}x^3 - 45x$ が与えられている。 (1) 関数 $f(x)$ の極値を求め、そのときの $x$ の値を求めよ。 (2) ...

関数の極値三角関数最大値最小値微分
2025/6/4

与えられた式 $\sin 3x + \sin 7x$ を和と積の公式を用いて変形する問題です。

三角関数和積の公式三角関数の合成
2025/6/4

問題は、以下の2つの関数のグラフの概形を描くことです。 (1) $y = \frac{1}{x^2+1}$ (2) $y = \frac{x^2}{x+1}$

関数のグラフ微分増減極値漸近線
2025/6/4

与えられた関数について、導関数の定義に従って導関数を求める問題です。 (1) $ax^2 + bx + c$ (2) $x^4$ (3) $\frac{1}{x}$ (4) $\frac{1}{x^2...

導関数微分極限関数の微分
2025/6/4

関数 $y=x-x^3$ のグラフ上の点 $P(t, t-t^3)$ における接線 $l$ を考えます。ただし $t>0$ とします。 (1) 接線 $l$ と $y=x-x^3$ のグラフの交点のう...

微分接線グラフ面積三次関数
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ の $0 \le x \le a$ における最小値と最大値を求めよ。ただし、最小値は $0 < a < A$ のときと $A \...

関数の最大最小微分増減表三次関数
2025/6/4

(1) 3次方程式 $\frac{1}{3}x^3 + \frac{3}{2}x^2 + 2x + 6 = 0$ の異なる実数解の個数を求めよ。 (2) $x \geq 0$ において、常に $x^3...

微分方程式極値実数解不等式単調減少
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ の $0 \leq x \leq a$ における最小値と最大値を求める問題です。ただし、$a$ の範囲によって場合分けがされてい...

関数の最大最小微分導関数三次関数場合分け
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ において、$0 \le x \le a$ の範囲における最小値と最大値を求めよ。特に、$a$ の範囲によって最小値がどう変わるか...

関数の最大・最小微分増減表三次関数
2025/6/4

関数 $f(x) = -x^3 + 12x^2 - 36x + 12$ が与えられており、区間 $0 \le x \le a$ における最小値と最大値を、$a$ の範囲に応じて求める問題です。

関数の最大最小微分増減三次関数
2025/6/4