曲線 $y = -x^2 + 1$ と直線 $x = 2$ および $x$軸で囲まれた部分の面積を求める問題です。図から、求める面積は、$x$軸より上の部分と下の部分の2つに分かれていることがわかります。

解析学積分面積二次関数
2025/4/30
はい、承知しました。

1. 問題の内容

曲線 y=x2+1y = -x^2 + 1 と直線 x=2x = 2 および xx軸で囲まれた部分の面積を求める問題です。図から、求める面積は、xx軸より上の部分と下の部分の2つに分かれていることがわかります。

2. 解き方の手順

まず、y=x2+1y = -x^2 + 1xx 軸との交点を求めます。
y=0y = 0 とおくと、x2+1=0-x^2 + 1 = 0 となり、x2=1x^2 = 1 より、x=±1x = \pm 1 となります。
求める面積を SS とすると、SS は以下の2つの部分に分けて計算できます。
S1S_1: xx軸より上の部分。積分範囲は 11 から 22 まで。
S2S_2: xx軸より下の部分。積分範囲は 00 から 11 まで。
S1S_1 は、12(x2+1)dx\int_1^2 (-x^2 + 1) dx で計算できます。
S_1 = \int_1^2 (-x^2 + 1) dx = \left[ -\frac{1}{3}x^3 + x \right]_1^2 = \left( -\frac{8}{3} + 2 \right) - \left( -\frac{1}{3} + 1 \right) = -\frac{8}{3} + 2 + \frac{1}{3} - 1 = -\frac{7}{3} + 1 = -\frac{4}{3}
しかし、S1S_1は面積なので絶対値を取ります。S1=43=43|S_1|=|-\frac{4}{3}| = \frac{4}{3}
S2S_2 は、xx軸の下の部分なので、01(x2+1)dx-\int_0^1 (-x^2 + 1) dx で計算できます。
S_2 = -\int_0^1 (-x^2 + 1) dx = - \left[ -\frac{1}{3}x^3 + x \right]_0^1 = -\left( -\frac{1}{3} + 1 \right) = -\frac{2}{3}
しかし、S2S_2は面積なので絶対値を取ります。S2=23=23|S_2|=|-\frac{2}{3}| = \frac{2}{3}
したがって、求める面積 SS は、S=S1+S2=43+23=63=2S = |S_1| + |S_2| = \frac{4}{3} + \frac{2}{3} = \frac{6}{3} = 2 となります。

3. 最終的な答え

2

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