$t$を0でない実数の定数とする。2つの2次方程式 $x^2 - 3tx - 6t = 0$ と $tx^2 - x + 2t = 0$ が共通の実数解をもつとき、共通の実数解 $x$ と $t$ の値を求める。
2025/5/13
1. 問題の内容
を0でない実数の定数とする。2つの2次方程式 と が共通の実数解をもつとき、共通の実数解 と の値を求める。
2. 解き方の手順
共通の実数解を とすると、次の2つの式が成り立つ。
(1)
(2)
(1)より 。これを(2)に代入すると
(3)
(3)を(1)に代入すると
より で割って整理する。
を代入すると、 となるため、は解である。
のとき、(3)より
を元の式に代入して確認する。
のとき、(1)に代入すると となる。
(2)に代入すると となる。
を (3) に代入すると は成り立たない。
のとき、.
共通の実数解 .
しかし、なので、、共通解は
のとき、 (1) に代入して より となるが、 より、これは不適。
のとき が共通解
3. 最終的な答え
であり、
共通の実数解は であり、である。
これは条件を満たさない。
共通の実数解はであり、である。
のとき (1) に代入して より となり
(2)に代入して より となり
のとき (1) に代入して より ,
(2)に代入して より ,
を代入
共通の解は であり
,
最終的な答え:であり、である。