まず、コンデンサの静電エネルギー U を求めます。 U=21CV2 ここで、C はコンデンサの静電容量、V は電圧です。平行板コンデンサの静電容量は、 C=ϵ0dS で与えられます。ここで、ϵ0 は真空の誘電率であり、ϵ0=8.854×10−12F/mです。 S と d の単位を SI 単位系に変換します。 S=100cm2=100×(10−2m)2=10−2m2 d=1mm=1×10−3m したがって、
C=(8.854×10−12F/m)×10−3m10−2m2=8.854×10−11F U=21(8.854×10−11F)(1000V)2=4.427×10−5J 導体板に働く静電気力 F は、静電エネルギー U を距離 d で微分することで求められます。 F=−dddU ここで、U=21CV2=21ϵ0dSV2なので F=21ϵ0d2SV2=dU F=10−3m4.427×10−5J=4.427×10−2N≈0.044N コンデンサの導体板間には正と負の電荷が蓄積されており、異符号の電荷は引き合うため、導体板に働く力は引き合う方向です。したがって、力は導体板が互いに引き合う方向に働きます。