連立一次方程式 $ \begin{cases} x + y + z = -1 \\ x + 2y + 4z = -6 \end{cases} $ と同値な直線の方程式を求める問題です。

代数学連立一次方程式線形代数直線の方程式ベクトル
2025/5/14

1. 問題の内容

連立一次方程式
\begin{cases}
x + y + z = -1 \\
x + 2y + 4z = -6
\end{cases}
と同値な直線の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、連立方程式を解き、直線の方程式を導きます。連立方程式から xx を消去します。2番目の式から1番目の式を引くと、
(x + 2y + 4z) - (x + y + z) = -6 - (-1)
y + 3z = -5
したがって、y=3z5y = -3z - 5となります。
これを1番目の式に代入すると、
x + (-3z - 5) + z = -1
x - 2z - 5 = -1
x = 2z + 4
よって、
\begin{cases}
x = 2z + 4 \\
y = -3z - 5
\end{cases}
この連立方程式を直線の方程式の形に変換します。zz をパラメータとして表すと、
z=x42=y+53z = \frac{x-4}{2} = \frac{y+5}{-3}
z=x42z = \frac{x-4}{2} より x=2z+4x = 2z + 4 なので x2=z+2\frac{x}{2} = z + 2 とはならないことに注意する。
次に、x=2z+4x = 2z + 4, y=3z5y = -3z - 5 から定点と方向ベクトルを読み取ることを考える。
x=2z+4x = 2z + 4, y=3z5y = -3z - 5, z=1z+0z = 1z + 0 と考えると、定点は (4,5,0)(4, -5, 0) で方向ベクトルは (2,3,1)(2, -3, 1) となる。
\frac{x-4}{2} = \frac{y+5}{-3} = \frac{z}{1}
これは選択肢の中にないので、zについて解いた形と比較する。
\frac{x}{2} = \frac{y-1}{3} = \frac{z+2}{-1}
この式を変形すると
x=2(z+21)=2z4x = 2 (\frac{z+2}{-1}) = -2z - 4, y=3(z+21)+1=3z6+1=3z5y = 3 (\frac{z+2}{-1}) + 1 = -3z - 6 + 1 = -3z - 5 となる。
この時、xx の定数項が異なるためこれも違うことがわかる。
z=x42z = \frac{x-4}{2}を変形すると、z+2=x42+2=x4+42=x2z+2 = \frac{x-4}{2}+2 = \frac{x-4+4}{2} = \frac{x}{2}
また、z=y+53z = \frac{y+5}{-3}を変形すると、z+2=y+53+2=y+563=y13z+2 = \frac{y+5}{-3}+2 = \frac{y+5-6}{-3} = \frac{y-1}{-3}
したがって、x2=y13=z+2\frac{x}{2} = \frac{y-1}{-3} = z+2

3. 最終的な答え

x2=y13=z+2\frac{x}{2} = \frac{y-1}{-3} = z+2

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