画像に掲載されている数学の問題は、次の4つの大問から構成されています。 * 大問1:りんごの分配と方程式の解の個数を求める問題 * 大問2:最短経路の数を求める問題 * 大問3:生徒の組分けの場合の数を求める問題 * 大問4:文字列の並べ替えに関する問題

算数組み合わせ順列重複組み合わせ最短経路場合の数
2025/5/14

1. 問題の内容

画像に掲載されている数学の問題は、次の4つの大問から構成されています。
* 大問1:りんごの分配と方程式の解の個数を求める問題
* 大問2:最短経路の数を求める問題
* 大問3:生徒の組分けの場合の数を求める問題
* 大問4:文字列の並べ替えに関する問題

2. 解き方の手順

各問題に対する解き方を説明します。
* **(1) りんごの分配:**
8個のりんごを3人に配る。もらわない人がいてもよいので、これは重複組み合わせの問題です。
3人の区別をA, B, Cとすると、x+y+z=8x + y + z = 8 (x,y,zは0以上の整数)を満たす解の個数を求めます。
これは、8個の〇と2本の仕切りの並べ方を考える問題と同じです。
したがって、8+31C31=10C2{}_{8+3-1}C_{3-1} = {}_{10}C_2を計算します。
* **(2) 方程式の解の個数:**
x+y+z=9x + y + z = 9を満たす自然数の組(x,y,z)(x, y, z)の個数を求めます。
x,y,zx, y, zは自然数なので、x1,y1,z1x \ge 1, y \ge 1, z \ge 1です。
x=x1,y=y1,z=z1x' = x - 1, y' = y - 1, z' = z - 1とすると、x,y,z0x', y', z' \ge 0であり、
(x+1)+(y+1)+(z+1)=9(x' + 1) + (y' + 1) + (z' + 1) = 9となるので、x+y+z=6x' + y' + z' = 6となります。
これは、6個の〇と2本の仕切りの並べ方を考える問題と同じです。
したがって、6+31C31=8C2{}_{6+3-1}C_{3-1} = {}_{8}C_2を計算します。
* **(3) 最短経路の数:**
PからQへの最短経路は、右に5回、下に3回移動する必要があります。
これは、合計8回の移動のうち、右への移動を5回選ぶ場合の数と同じです。
したがって、8C5=8!5!3!{}_8C_5 = \frac{8!}{5!3!}を計算します。
* **(4) RS間を通る最短経路の数:**
PからRへの最短経路、RからSへの最短経路、SからQへの最短経路をそれぞれ計算します。
PからRへは、右に2回、下に1回移動するので、3C2=3!2!1!=3{}_3C_2 = \frac{3!}{2!1!}=3通り。
RからSへは、1通り。
SからQへは、右に3回、下に2回移動するので、5C3=5!3!2!=10{}_5C_3 = \frac{5!}{3!2!}=10通り。
したがって、RS間を通る最短経路は3110=303 * 1 * 10=30通り。
* **(5) 生徒の組分け (A, B, C):**
9人の生徒を3人ずつ3組に分ける。組に区別がある場合。
9C36C33C3=9!3!6!6!3!3!3!3!0!=9!(3!)3{}_9C_3 * {}_6C_3 * {}_3C_3 = \frac{9!}{3!6!} * \frac{6!}{3!3!} * \frac{3!}{3!0!} = \frac{9!}{(3!)^3}を計算します。
* **(6) 生徒の組分け (区別なし):**
9人の生徒を3人ずつ3組に分ける。組に区別がない場合。
(5)の結果を組の並び順(3!)で割ります。
9!(3!)33!\frac{9!}{(3!)^3 * 3!}
* **(7) 生徒の組分け (2組):**
9人の生徒を2組に分ける。組に区別がある場合。ただし、各組少なくとも1人必要です。
これは、9人の中からAに入れる人数を選ぶのと同じ。Aに1人入れる場合から8人入れる場合まで考えれば良い。
従って、9C1+9C2+...+9C8=292=510{}_9C_1 + {}_9C_2 + ... + {}_9C_8 = 2^9 - 2 = 510通り。
* **(8) 文字列の並べ替え:**
sleeperの7文字を並べ替える。同じ文字(e)が3つあるので、7!3!\frac{7!}{3!}を計算します。
* **(9) 両端にeがない文字列:**
sleeperの7文字を並べ替え、両端にeがないようにする。
両端にeがない場合を考えるので、両端にe以外の文字(s, l, p, r)から2つ選び並べる。
選んだ文字以外には、e, e, eと残り2文字がある。
両端の並べ方は4P2 = 4 * 3 = 12通り。
残りの5文字(e, e, e, x, y)の並べ替えは、5!/3!通り。x,yは両端以外で使用された文字。
よって、両端にeがない並べ方は、12 * (5!/3!) = 12 * 20 = 240通り。

3. 最終的な答え

* (1) 66通り
* (2) 28通り
* (3) 56通り
* (4) 30通り
* (5) 1680通り
* (6) 280通り
* (7) 510通り
* (8) 840通り
* (9) 240通り

「算数」の関連問題

与えられた式 $5 - (-3)^2$ を計算して、その値を求める問題です。

四則演算指数計算負の数
2025/5/14

200以下の自然数のうち、6と10の少なくとも一方で割り切れる数は何個あるかを求める問題です。

倍数公倍数数の性質集合
2025/5/14

集合 $D$ を、条件「$n$ は 20 以下の自然数」を満たす $n$ に対して、$5n$ を要素とする集合として定義するとき、$D$ の要素を全て列挙する。

集合自然数計算
2025/5/14

与えられた数式 $10 + (-15) \div 5$ を計算し、答えを求めます。

四則演算計算
2025/5/14

与えられた数式 $\sqrt{3} \times \sqrt[3]{3} \times \sqrt[6]{3}$ を計算し、その結果を求める問題です。

指数累乗根計算
2025/5/14

100以下の自然数について、以下の個数を求める問題です。 (1) 7の倍数の個数 (2) 7の倍数でない数の個数 (3) 5の倍数かつ7の倍数の個数 (4) 5の倍数または7の倍数の個数

倍数約数集合
2025/5/14

$\sqrt{7}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、$a$ と $b$ の値を求めなさい。

平方根整数部分小数部分
2025/5/14

2002年度のノートPCの生産金額が2001年度の何倍か、最も近いものを選択肢から選ぶ問題です。グラフから2001年度と2002年度のノートPCの生産金額の割合を読み取り、その比率を計算します。

割合グラフ
2025/5/14

グラフから、中部・近畿の食料品出荷額が、九州の食料品出荷額の何倍であるかを推定し、最も近い選択肢を選ぶ問題です。

割合四則演算推定計算
2025/5/14

全体集合 $U$ を15以下の自然数全体の集合とする。 $U$ の部分集合 $A=\{1, 2, 4, 7, 8, 9, 12, 15\}$ 、 $B=\{1, 4, 6, 7, 9\}$ について、...

集合集合の演算要素の個数
2025/5/14