質量0.5kgのラジコンカーが、初速度10.0m/sで正の向きに進んでいた。その後、一定の加速度で加速し、3.0秒後に16.0m/sになった。次に、ブレーキをかけ、一定の加速度で減速し、40m進んで停止した。以下の問いに答える問題です。 (1) 加速中の加速度を求める。 (2) 加速中に進んだ距離を求める。 (3) 減速中の加速度を求める。 (4) ブレーキをかけてから停止するまでの合力を求める。 (5) ブレーキをかけてから停止するまでに失った運動エネルギーを求める。 (6) ブレーキをかけてから停止するまでに動摩擦力がした仕事を求める。
2025/3/21
1. 問題の内容
質量0.5kgのラジコンカーが、初速度10.0m/sで正の向きに進んでいた。その後、一定の加速度で加速し、3.0秒後に16.0m/sになった。次に、ブレーキをかけ、一定の加速度で減速し、40m進んで停止した。以下の問いに答える問題です。
(1) 加速中の加速度を求める。
(2) 加速中に進んだ距離を求める。
(3) 減速中の加速度を求める。
(4) ブレーキをかけてから停止するまでの合力を求める。
(5) ブレーキをかけてから停止するまでに失った運動エネルギーを求める。
(6) ブレーキをかけてから停止するまでに動摩擦力がした仕事を求める。
2. 解き方の手順
(1) 加速中の加速度 を求める。
等加速度運動の公式 を用いる。ここで、は初速度、は終速度、は時間である。
(2) 加速中に進んだ距離 を求める。
等加速度運動の公式 を用いる。
(3) 減速中の加速度 を求める。
等加速度運動の公式 を用いる。ここで、は初速度、は終速度、は距離である。
減速なので、加速度は負の値になる。したがって向きは「負」の向き(問題文に即して正の逆向き)となる。
(4) ブレーキをかけてから停止するまでの合力 を求める。
ニュートンの運動方程式 を用いる。
合力の大きさは絶対値なので、
(5) ブレーキをかけてから停止するまでに失った運動エネルギー を求める。
運動エネルギーの変化は である。
失った運動エネルギーは絶対値なので、
(6) ブレーキをかけてから停止するまでに動摩擦力がした仕事 を求める。
仕事はエネルギーの変化に等しいので、。
動摩擦力がした仕事は絶対値で考えることもできるので、
3. 最終的な答え
(1) 正の向きに 2.0 m/s²
(2) 39.0 m
(3) 負の向きに 3.2 m/s²
(4) 1.6 N
(5) 64 J
(6) 64 J