面積 $S = 100 \text{ cm}^2$ の導体板を持つ平行板コンデンサに、電荷 $Q = 100 \text{ nC}$ を加えたときに、導体板全体に働く静電気力 $F$ の方向と大きさを求める問題です。導体板間は真空とします。
2025/5/14
1. 問題の内容
面積 の導体板を持つ平行板コンデンサに、電荷 を加えたときに、導体板全体に働く静電気力 の方向と大きさを求める問題です。導体板間は真空とします。
2. 解き方の手順
まず、平行板コンデンサの電気力 を求めます。電気力は、電荷密度 を誘電率 で割ったものに等しく、で与えられます。電荷密度は電荷を面積で割ったものなので、 となります。したがって、 です。
次に、静電気力 を計算します。静電気力は、電荷に電気力をかけたものに等しく、 です。ここで、 は真空の誘電率で、 です。
面積の単位を に変換します。
電荷の単位を に変換します。
これらの値を の式に代入して計算します。
静電気力の方向は、電荷が蓄えられた導体板が互いに引き合う方向、または反発する方向であり、コンデンサの板に垂直な方向です。電荷が同符号であれば反発力、異符号であれば引力が働きます。
3. 最終的な答え
静電気力の大きさ:
静電気力の方向: コンデンサの板に垂直な方向で、電荷が同符号であれば反発力、異符号であれば引力。