この問題は運動量保存則を用いて解くことができます。
初期状態では、イカと水の運動量は0です。
最終状態では、イカは前方に移動し、水は後方に移動します。
運動量保存則により、初期運動量と最終運動量は等しくなります。
イカの質量を mi、イカの速度を vi、水の質量を mw、水の速度を vw とすると、運動量保存則は次のようになります。 0=mivi+mwvw 問題文より mi=1.0 kg、vi=3.0 m/s、mw=0.10 kg なので、上の式に代入すると 0=(1.0 kg)⋅(3.0 m/s)+(0.10 kg)⋅vw 0=3.0 kg m/s+(0.10 kg)⋅vw (0.10 kg)⋅vw=−3.0 kg m/s vw=0.10 kg−3.0 kg m/s vw=−30 m/s 噴射速度の大きさは 30 m/s となります。