問題文は、$xy$平面上の方程式 $x^2 + y^2 - 6x - 8y + a = 0$ が円を表すような定数 $a$ の値の範囲を求めることと、その円と円 $x^2 + y^2 = 1$ が異なる2点で交わるような定数 $a$ の値の範囲を求めることです。

幾何学円の方程式交点距離
2025/5/15

1. 問題の内容

問題文は、xyxy平面上の方程式 x2+y26x8y+a=0x^2 + y^2 - 6x - 8y + a = 0 が円を表すような定数 aa の値の範囲を求めることと、その円と円 x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 が異なる2点で交わるような定数 aa の値の範囲を求めることです。

2. 解き方の手順

(1) x2+y26x8y+a=0x^2 + y^2 - 6x - 8y + a = 0 が円を表す条件を求める。
この式を平方完成すると、
(x3)2+(y4)2916+a=0(x-3)^2 + (y-4)^2 - 9 - 16 + a = 0
(x3)2+(y4)2=25a(x-3)^2 + (y-4)^2 = 25 - a
これが円を表すための条件は、右辺が正であることなので、
25a>025 - a > 0
a<25a < 25
(2) 円 x2+y26x8y+a=0x^2 + y^2 - 6x - 8y + a = 0 と円 x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 が異なる2点で交わる条件を求める。
x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 は、中心が原点 (0,0)(0, 0) で半径が 11 の円です。
(x3)2+(y4)2=25a(x-3)^2 + (y-4)^2 = 25 - a は、中心が (3,4)(3, 4) で半径が 25a\sqrt{25 - a} の円です。
2つの円の中心間の距離 dd は、
d=(30)2+(40)2=9+16=25=5d = \sqrt{(3-0)^2 + (4-0)^2} = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5
2つの円が異なる2点で交わる条件は、
r1r2<d<r1+r2|r_1 - r_2| < d < r_1 + r_2
ここで、r1=1r_1 = 1, r2=25ar_2 = \sqrt{25 - a}, d=5d = 5 なので、
125a<5<1+25a|1 - \sqrt{25 - a}| < 5 < 1 + \sqrt{25 - a}
まず、5<1+25a5 < 1 + \sqrt{25 - a} を解くと、
4<25a4 < \sqrt{25 - a}
16<25a16 < 25 - a
a<9a < 9
次に、125a<5|1 - \sqrt{25 - a}| < 5 を解くと、
5<125a<5-5 < 1 - \sqrt{25 - a} < 5
6<25a<4-6 < - \sqrt{25 - a} < 4
4<25a<6-4 < \sqrt{25 - a} < 6
25a>4\sqrt{25 - a} > -4 は常に成り立つ。
25a<6\sqrt{25 - a} < 6 より、
25a<3625 - a < 36
11<a-11 < a
a>11a > -11
したがって、aa の範囲は、11<a<9-11 < a < 9

3. 最終的な答え

a<25a < 25 かつ 11<a<9-11 < a < 9 より、11<a<9-11 < a < 9
円を表すaの値の範囲は、a<25a < 25
2つの円が異なる2点で交わるaの値の範囲は、11<a<9-11 < a < 9

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