問題は、三角形 ABC の外心が点 O であるとき、与えられた図における角度 $\alpha$ と $\beta$ の値を求める問題です。

幾何学三角形外心角度二等辺三角形
2025/5/16

1. 問題の内容

問題は、三角形 ABC の外心が点 O であるとき、与えられた図における角度 α\alphaβ\beta の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 図 1 の場合:
* 点 O は三角形 ABC の外心なので、OA = OB = OC が成り立ちます。
* 三角形 OAB は二等辺三角形なので、OAB=OBA\angle OAB = \angle OBA です。同様に、三角形 OAC は二等辺三角形なので、OAC=OCA\angle OAC = \angle OCA です。
* BAC=50\angle BAC = 50^\circ なので、OAB+OAC=50\angle OAB + \angle OAC = 50^\circ です。
* 三角形 ABC の内角の和は 180180^\circ なので、ABC+ACB+BAC=180\angle ABC + \angle ACB + \angle BAC = 180^\circ です。
* ABC=OBA+α\angle ABC = \angle OBA + \alphaACB=OCA+β\angle ACB = \angle OCA + \beta です。
* 点Oは外心なので、BOC=2BAC=2×50=100\angle BOC = 2 \angle BAC = 2 \times 50^\circ = 100^\circ です。
* 三角形 BOC において、OB = OC なので、OBC=OCB\angle OBC = \angle OCB です。よって、OBC=OCB=(180100)/2=40\angle OBC = \angle OCB = (180^\circ - 100^\circ) / 2 = 40^\circ です。
* したがって、α=β=40\alpha = \beta = 40^\circ です。
(2) 図 2 の場合:
* 点 O は三角形 ABC の外心なので、OA = OB = OC が成り立ちます。
* 三角形 OAB は二等辺三角形なので、OAB=OBA=25\angle OAB = \angle OBA = 25^\circ です。同様に、三角形 OAC は二等辺三角形なので、OAC=OCA=35\angle OAC = \angle OCA = 35^\circ です。
* α\alphaBOC\angle BOC です。BOC=2BAC\angle BOC = 2 \angle BAC が成り立ちます。
* BAC=OAB+OAC=25+35=60\angle BAC = \angle OAB + \angle OAC = 25^\circ + 35^\circ = 60^\circ です。
* α=BOC=2BAC=2×60=120\alpha = \angle BOC = 2 \angle BAC = 2 \times 60^\circ = 120^\circ です。
* 三角形 OBC は二等辺三角形なので、OBC=OCB=β\angle OBC = \angle OCB = \beta です。
* OBC+OCB+BOC=180\angle OBC + \angle OCB + \angle BOC = 180^\circ なので、2β+120=1802 \beta + 120^\circ = 180^\circ となります。
* 2β=602 \beta = 60^\circ より、β=30\beta = 30^\circ です。

3. 最終的な答え

(1) α=40\alpha = 40^\circβ=40\beta = 40^\circ
(2) α=120\alpha = 120^\circβ=30\beta = 30^\circ

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