質量3kgの物体が粗い水平面上に静止している。水平方向に力29.4Nを加えたところ、物体は等加速度直線運動をし、3秒後に14.7m/sの速度になった。このとき、物体と床の間の動摩擦係数を求めよ。ただし、重力加速度は9.8m/s^2とする。
2025/5/16
1. 問題の内容
質量3kgの物体が粗い水平面上に静止している。水平方向に力29.4Nを加えたところ、物体は等加速度直線運動をし、3秒後に14.7m/sの速度になった。このとき、物体と床の間の動摩擦係数を求めよ。ただし、重力加速度は9.8m/s^2とする。
2. 解き方の手順
(1) 物体の加速度を求める。
物体の初速度は0 m/sであり、3秒後に14.7 m/sになったので、加速度は以下の式で求められる。
(2) 運動方程式を立てる。
物体に働く力は、水平方向に加えた力と動摩擦力である。動摩擦力は、で表される。ここで、は動摩擦係数、は垂直抗力、は質量、は重力加速度である。
運動方程式は、
(3) 動摩擦係数を求める。
運動方程式を変形して、について解く。
問題文より、, , , なので、