2桁の自然数について、以下の問いに答える。 (1) 5の倍数の個数を求めよ。 (2) 6の倍数または8の倍数の個数を求めよ。

算数整数倍数等差数列集合
2025/5/17

1. 問題の内容

2桁の自然数について、以下の問いに答える。
(1) 5の倍数の個数を求めよ。
(2) 6の倍数または8の倍数の個数を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 2桁の自然数は10から99までの整数である。このうち、5の倍数は10, 15, 20, ..., 95の形をしている。
初項10、末項95、公差5の等差数列なので、項数は
n=95105+1=855+1=17+1=18n = \frac{95 - 10}{5} + 1 = \frac{85}{5} + 1 = 17 + 1 = 18
したがって、5の倍数の個数は18個である。
(2) 2桁の自然数のうち、6の倍数の個数を求める。最小のものは12、最大のものは96である。
n6=96126+1=846+1=14+1=15n_6 = \frac{96 - 12}{6} + 1 = \frac{84}{6} + 1 = 14 + 1 = 15
したがって、6の倍数の個数は15個である。
次に、8の倍数の個数を求める。最小のものは16、最大のものは96である。
n8=96168+1=808+1=10+1=11n_8 = \frac{96 - 16}{8} + 1 = \frac{80}{8} + 1 = 10 + 1 = 11
したがって、8の倍数の個数は11個である。
6の倍数でもあり、8の倍数でもある数は、6と8の最小公倍数である24の倍数である。
2桁の自然数のうち、24の倍数の個数を求める。最小のものは24、最大のものは96である。
n24=962424+1=7224+1=3+1=4n_{24} = \frac{96 - 24}{24} + 1 = \frac{72}{24} + 1 = 3 + 1 = 4
したがって、24の倍数の個数は4個である。
6の倍数または8の倍数の個数は、6の倍数の個数と8の倍数の個数を足し、重複して数えた24の倍数の個数を引けば良い。
n6 or 8=n6+n8n24=15+114=264=22n_{6 \text{ or } 8} = n_6 + n_8 - n_{24} = 15 + 11 - 4 = 26 - 4 = 22
したがって、6の倍数または8の倍数の個数は22個である。

3. 最終的な答え

(1) 18個
(2) 22個

「算数」の関連問題

問題は、与えられた数値を位ごとに分解した式において、空欄に当てはまる数字を記入することと、与えられた数値を10倍または1000倍した数を計算することです。

小数位取り計算
2025/5/17

5枚のカード $0, 1, 4, 4, 5$ から3枚を選び、左から順に並べて3桁の整数を作る。このような3桁の整数は全部でいくつ作れるか。

場合の数組み合わせ整数
2025/5/17

赤と白のカードがそれぞれ7枚ずつあり、各カードには1から7までの異なる数字が書かれている。赤と白のカードを1枚ずつ引くとき、 (1) 数字の積が偶数になる場合は何通りあるか。 (2) 数字の和が奇数に...

場合の数組み合わせ偶数奇数
2025/5/17

与えられた分数の計算をします。分数は $\frac{2\sqrt{3}}{(2-\sqrt{2})(\sqrt{6}+\sqrt{3})}$ です。

分数計算平方根有理化
2025/5/17

問題は、与えられた種類の硬貨を一部または全部使って、ちょうど支払うことのできる金額が何通りあるかを求める問題です。 (1) 10円硬貨2枚、50円硬貨1枚、100円硬貨6枚の場合 (2) 10円硬貨3...

場合の数組み合わせ硬貨数え上げ
2025/5/17

全体集合$U$を10以下の自然数全体の集合とする。$U$の部分集合$A = \{1, 2, 3, 4, 8\}$, $B = \{3, 4, 5, 6\}$, $C = \{2, 3, 6, 7\}$...

集合和集合
2025/5/17

全体集合 $U$ を10以下の自然数全体の集合とし、その部分集合 $A = \{1, 2, 3, 4, 8\}$, $B = \{3, 4, 5, 6\}$, $C = \{2, 3, 6, 7\}$...

集合集合演算共通部分
2025/5/17

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10\}$ とし、$U$ の部分集合 $A = \{1, 2, 4, 8\}$ とする。このとき、集合 $\overlin...

集合補集合
2025/5/17

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$ の部分集合 $A = \{1, 2, 3\}$ と $B = \{3, 6\}$ が与えられたとき、集合 $A \cap B$ の要素を...

集合共通部分
2025/5/17

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10\}$ において、8の約数の集合 $A$ の要素を全て選び出す問題です。

集合約数整数の性質
2025/5/17