問題は以下の定積分の値を求めることです。 $$\int_{1}^{2} x\sqrt{x-1} dx$$ また、別の問題として、 $$\int_{1}^{e} \frac{e^x}{e^x-1} dx = \log(e + \boxed{16})$$ の空欄に入る値を求める問題があります。

解析学定積分置換積分積分計算
2025/5/18

1. 問題の内容

問題は以下の定積分の値を求めることです。
12xx1dx\int_{1}^{2} x\sqrt{x-1} dx
また、別の問題として、
1eexex1dx=log(e+16)\int_{1}^{e} \frac{e^x}{e^x-1} dx = \log(e + \boxed{16})
の空欄に入る値を求める問題があります。

2. 解き方の手順

(7) の問題について:
まず、u=x1u = x-1 と置換します。すると、x=u+1x = u+1 となり、dx=dudx = du となります。積分範囲も変更する必要があります。x=1x=1 のとき、u=0u=0x=2x=2 のとき、u=1u=1となります。したがって、積分は
01(u+1)udu=01(u3/2+u1/2)du\int_{0}^{1} (u+1)\sqrt{u} du = \int_{0}^{1} (u^{3/2} + u^{1/2}) du
となります。これを積分すると、
[25u5/2+23u3/2]01=25+23=6+1015=1615[\frac{2}{5}u^{5/2} + \frac{2}{3}u^{3/2}]_{0}^{1} = \frac{2}{5} + \frac{2}{3} = \frac{6+10}{15} = \frac{16}{15}
となります。
(8) の問題について:
まず、積分を計算します。u=ex1u = e^x - 1 と置換すると、du=exdxdu = e^x dx となり、積分範囲は x=1x=1 のとき u=e1u = e - 1x=ex=e のとき u=ee1u = e^e - 1となります。したがって、積分は
e1ee11udu=[log(u)]e1ee1=log(ee1)log(e1)=log(ee1e1)\int_{e-1}^{e^e-1} \frac{1}{u} du = [\log(u)]_{e-1}^{e^e-1} = \log(e^e-1) - \log(e-1) = \log(\frac{e^e-1}{e-1})
となります。これを整理すると
1eexex1dx=[ln(ex1)]1e=ln(ee1)ln(e1)=ln(ee1e1)\int_{1}^{e} \frac{e^x}{e^x-1} dx = [\ln(e^x-1)]_{1}^{e} = \ln(e^e-1) - \ln(e-1) = \ln(\frac{e^e-1}{e-1})
積分を計算しなおします。
1eexex1dx\int_{1}^{e} \frac{e^x}{e^x-1} dx
u=ex1u = e^x - 1 と置換すると、du=exdxdu = e^x dx となり、積分範囲は x=1x=1 のとき u=e1u = e - 1x=ex=e のとき u=ee1u = e^e - 1となります。したがって、積分は
e1ee11udu=[log(u)]e1ee1=log(ee1)log(e1)=log(ee1e1)\int_{e-1}^{e^e-1} \frac{1}{u} du = [\log(u)]_{e-1}^{e^e-1} = \log(e^e-1) - \log(e-1) = \log(\frac{e^e-1}{e-1})
問題文から
1eexex1dx=[ln(ex1)]1e=ln(ee1)ln(e1)\int_{1}^{e} \frac{e^x}{e^x-1} dx = [\ln(e^x-1)]_{1}^{e} = \ln(e^e-1) - \ln(e-1)
1eexex1dx=log(e+16)\int_{1}^{e} \frac{e^x}{e^x-1} dx = \log(e + \boxed{16})
とあります。左辺を計算すると
[lnex1]1e=ln(ee1)ln(e1)=lnee1e1[\ln|e^x-1|]_1^e = \ln(e^e-1) - \ln(e-1) = \ln\frac{e^e-1}{e-1}
被積分関数が正であることを考慮して絶対値を外しました。
これは log(e+16)\log(e+16) とは等しくありません。
改めて考え直すと、不定積分は ln(ex1)\ln(e^x-1) であるから、
1eexex1dx=ln(ee1)ln(e1)=ln(ee1e1)\int_1^e \frac{e^x}{e^x-1} dx = \ln(e^e - 1) - \ln(e-1) = \ln(\frac{e^e-1}{e-1})
問題の形式に合わせるためには、積分範囲を間違えている可能性があります。

3. 最終的な答え

(7) 1615\frac{16}{15}。したがって、12, 13, 14, 15 に入る数字はそれぞれ 1, 6, 1, 5
(8) 積分範囲が誤っているため、解けません。
もし積分範囲が ln(2)\ln(2) から ln(17)\ln(17) ならば、
ln2ln17exex1dx=[ln(ex1)]ln2ln17=ln(16)ln(1)=ln16=ln(e+16)\int_{\ln 2}^{\ln 17} \frac{e^x}{e^x-1}dx = [\ln(e^x-1)]_{\ln 2}^{\ln 17} = \ln(16)-\ln(1) = \ln 16 = \ln(e+16) とはならない。問題文がおかしいです。
問題文が 0ln17exex1dx\int_0^{\ln 17} \frac{e^x}{e^x-1}dx とあった場合に積分は発散します。
問題文が ln2ln(e+1)exex1dx=lneln1=1\int_{\ln 2}^{\ln(e+1)} \frac{e^x}{e^x-1} dx = \ln e - \ln 1 = 1 だから log(e+0)\log(e+0). つまり答えは 0。
これはないでしょう。
問題文がおかしいので解けません。
もし問題文が 1e1xlnxdx=log(e+16)\int_{1}^{e} \frac{1}{x \ln x} dx = \log(e + \boxed{16}) であれば、u=lnxu = \ln x とおけば、011udu\int_{0}^{1} \frac{1}{u} du となって解けません。
したがって、問題文が間違っている可能性があります。
とりあえず、16 の箱には何も入れずに終わりたいと思います。
最終的な答えは、問題(7)は1615\frac{16}{15} で、問題(8)は解けない。

「解析学」の関連問題

座標平面上に放物線 $C: y=x^2$ がある。$C$ 上の点 $P(p, p^2)$ (ただし $p > 0$) における $C$ の接線を $l_1$, $P$ を通り $l_1$ に垂直な直線...

微分積分接線面積放物線
2025/6/20

座標平面上に放物線 $C: y=x^2$ があり、$C$ 上の点 $P(p, p^2)$ がある(ただし、$p > 0$)。$P$ における $C$ の接線を $l_1$、$P$ を通り $l_1$ ...

接線積分面積微分放物線
2025/6/20

(1) 曲線 $y = -x^4 + 3x + 1$ 上の点 $(2, -9)$ における接線の方程式を求める。 (2) 直線 $y = kx$ が曲線 $y = x^3 - x - 2$ の接線とな...

微分接線導関数方程式
2025/6/20

$\frac{1}{2r^2}$ を積分する問題です。積分変数が不明なので、ここでは $r$ で積分するものとします。

積分定積分不定積分積分計算
2025/6/20

与えられた12個の関数 $f(x)$ それぞれについて、導関数 $f'(x)$ を求める問題です。

微分導関数関数の微分
2025/6/20

関数 $y = \tan x$ のマクローリン展開を $n=4$ まで行ったときの式が与えられており、その式の中の(ア)、(イ)、(ウ)に当てはまる数字を求める問題です。式は以下の通りです。 $y =...

マクローリン展開テイラー展開三角関数微分剰余項
2025/6/20

与えられた9つの関数 $f(x)$ に対して、それぞれの導関数 $f'(x)$ を求める問題です。

導関数微分商の微分公式積の微分公式合成関数の微分
2025/6/20

関数 $f(x) = x^3 - 2x$ について、以下の問いに答えます。 (1) $x$ が 1 から 4 まで変化するときの平均変化率を求めます。 (2) $x=2$ における微分係数を、定義にし...

微分平均変化率微分係数導関数関数の極限
2025/6/20

関数 $y = \cos x$ の $n=4$ のマクローリン展開を求め、与えられた式 $y = 1 - \frac{x^2}{\boxed{ア}!} + \frac{\boxed{イ}\cos(\t...

マクローリン展開テイラー展開三角関数剰余項
2025/6/20

極限 $I = \lim_{x \to 2} \frac{\log(3x-5)}{x^2 - 4}$ を求める問題です。ロピタルの定理を使用する場合は、その条件を満たしていることを明記する必要がありま...

極限ロピタルの定理微分対数関数
2025/6/20