関数 $y = \tan x$ のマクローリン展開を $n=4$ まで行ったときの式が与えられており、その式の中の(ア)、(イ)、(ウ)に当てはまる数字を求める問題です。式は以下の通りです。 $y = x + \frac{x^3}{(\text{ア})} + \frac{\sin(\theta x)((\text{イ}) + \sin^2(\theta x))}{(\text{ウ})\cos^5(\theta x)}x^4$
2025/6/20
1. 問題の内容
関数 のマクローリン展開を まで行ったときの式が与えられており、その式の中の(ア)、(イ)、(ウ)に当てはまる数字を求める問題です。式は以下の通りです。
2. 解き方の手順
のマクローリン展開を求めます。
の微分を順に計算します。
マクローリン展開は
なので、 のマクローリン展開は
与えられた式は までなので、
したがって、 となります。
与えられた式との比較から
となるためには の項が のオーダーになるはずです。
実際には、与えられた式は、のマクローリン展開における剰余項を表していると考えられます。
ここで、 であるとすると、与えられた剰余項の形から、
は定数になる必要があり、はxの関数ではないため、この表現は正しくないように見えます。
しかしながら、もし問題文に誤りがあり、正しい展開が
であった場合、 与えられた形に当てはめると、 であり、の項は5次の項からの寄与を表すことになるため、 および を求めるのは困難です。
問題の意図を考えると、のマクローリン展開を5次まで求めることが前提になっていると考えられる。つまり、
写真より問題文は、n=4までとなっているので5次の項は剰余項として表されると考えられる。ここで、剰余項の定理(ラグランジュの剰余項)より、
(ただし、)
したがって、
これより、上記の形に合わせると、
, ,
3. 最終的な答え
ア = 3
イ = 1
ウ = 1