関数 $f(x) = (\log|x^2 - 2|)^2$ について、$f'(x) = 0$ を満たす $x$ を求める問題です。選択肢として、$\pm3$, $\pm4$, $\pm\sqrt{5}$ が与えられています。

解析学微分対数関数合成関数関数の定義域導関数
2025/5/19

1. 問題の内容

関数 f(x)=(logx22)2f(x) = (\log|x^2 - 2|)^2 について、f(x)=0f'(x) = 0 を満たす xx を求める問題です。選択肢として、±3\pm3, ±4\pm4, ±5\pm\sqrt{5} が与えられています。

2. 解き方の手順

まず、f(x)f(x) を微分します。
f(x)=(logx22)2f(x) = (\log|x^2 - 2|)^2
合成関数の微分公式を使うと、
f(x)=2(logx22)1x222x(x22)x22x22x22f'(x) = 2(\log|x^2 - 2|) \cdot \frac{1}{|x^2 - 2|} \cdot \frac{2x(x^2 - 2)}{|x^2 - 2|} \cdot \frac{|x^2 - 2|}{x^2 - 2}
f(x)=2logx222xx22f'(x) = 2 \log|x^2 - 2| \cdot \frac{2x}{x^2 - 2}
f(x)=4xlogx22x22f'(x) = \frac{4x \log|x^2 - 2|}{x^2 - 2}
f(x)=0f'(x) = 0 となるのは、以下のいずれかの場合です。
(1) x=0x = 0
(2) logx22=0\log|x^2 - 2| = 0
(3) x22x^2 - 2 が定義域外
logx22=0\log|x^2 - 2| = 0 の場合、
x22=1|x^2 - 2| = 1 となります。
したがって、x22=1x^2 - 2 = 1 または x22=1x^2 - 2 = -1 となります。
x22=1x^2 - 2 = 1 の場合、x2=3x^2 = 3 となり、x=±3x = \pm\sqrt{3} となります。
x22=1x^2 - 2 = -1 の場合、x2=1x^2 = 1 となり、x=±1x = \pm1 となります。
f(x)f'(x) の分母が0になる x2=2x^2 = 2 つまり x=±2x = \pm\sqrt{2}は定義域外なので考えません。
選択肢の中から、f(x)=0f'(x)=0を満たすものを探します。
与えられた選択肢は、±3\pm3, ±4\pm4, ±5\pm\sqrt{5} です。これらの値をx2x^2に代入すると、x2=9,16,5x^2 = 9, 16, 5。それぞれ、x22=7,14,3|x^2 - 2| = 7, 14, 3となり、logx22=0\log|x^2 - 2| = 0とはならないので、f(x)=0f'(x) = 0とはなりません。
上記の結果から、logx22=0\log|x^2 - 2| = 0 となる、x=±3x = \pm \sqrt{3}, x=±1x = \pm 1, x=0x = 0はいずれも選択肢に含まれていません。
f(x)=0f'(x)=0を満たすx=0x=0も選択肢には含まれていません。
与えられた選択肢に当てはまるものはないようです。
しかし、f(x)=4xlogx22x22f'(x) = \frac{4x \log|x^2 - 2|}{x^2 - 2}から、x22=0x^2 - 2 = 0となるとき、すなわちx=±2x = \pm \sqrt{2}では関数が定義されないので、f(x)f'(x)も定義されません。
f(x)=0f'(x) = 0の解は、選択肢にはありません。
選択肢に最も近いものを探すことにします。
与えられた選択肢の値をf(x)f'(x)に代入して計算します。
f(±3)=±12log(7)70f'(\pm3) = \frac{\pm12\log(7)}{7} \neq 0
f(±4)=±16log(14)140f'(\pm4) = \frac{\pm16\log(14)}{14} \neq 0
f(±5)=±45log(3)30f'(\pm\sqrt{5}) = \frac{\pm4\sqrt{5}\log(3)}{3} \neq 0

3. 最終的な答え

選択肢の中に解はありません。問題文に誤りがある可能性があります。もし選択肢から選ぶとすれば、±3\pm \sqrt{3}に一番近い±5\pm \sqrt{5}が考えられます。

「解析学」の関連問題

与えられた関数の極限 $\lim_{x \to 0} \frac{3x^2 + 2x}{2x}$ を求める問題です。

極限関数の極限計算
2025/6/5

問題は、対数関数のグラフの平行移動、共有点の座標、および$a$の値によって変化する2つの対数関数のグラフの概形を求める問題です。

対数関数グラフ平行移動共有点関数の概形
2025/6/5

関数 $y = \sin \theta - \sqrt{3} \cos \theta$ の最大値と最小値を求めよ。

三角関数最大値最小値三角関数の合成
2025/6/5

## 問題1

不定積分積分三角関数指数関数
2025/6/5

関数 $f(x) = x + \frac{1}{x}$ の極値、凹凸、漸近線を調べ、そのグラフの概形を描いてください。

関数の解析極値凹凸漸近線グラフ
2025/6/5

$0 \le \theta < 2\pi$ のとき、次の方程式を解け。 $\cos\theta + \sin2\theta = 0$

三角関数方程式解の公式角度
2025/6/5

$\tan \frac{\pi}{8}$ の値を求めよ。

三角関数半角の公式tan計算
2025/6/5

方程式 $F(x, y) = x + y - e^{xy} = 0$ が点 $(0, 1)$ の十分近くで陰関数 $y = \varphi(x)$ を持つことを示し、その点における接線を求める問題です...

陰関数陰関数の定理偏微分接線
2025/6/5

$\lim_{n \to \infty} (\sqrt{n^2+10n+8} - 2\sqrt{n^2+2n+3} + \sqrt{n^2-4n+1})$ を求めます。

極限数列関数の極限場合分け
2025/6/5

$\sin \alpha = \frac{2}{5}$ ($0 < \alpha < \frac{\pi}{2}$)のとき、以下の値を求めよ。 (1) $\cos \alpha$ (2) $\sin ...

三角関数三角関数の相互関係倍角の公式半角の公式
2025/6/5