関数 $y = \sin \theta - \sqrt{3} \cos \theta$ の最大値と最小値を求めよ。

解析学三角関数最大値最小値三角関数の合成
2025/6/5

1. 問題の内容

関数 y=sinθ3cosθy = \sin \theta - \sqrt{3} \cos \theta の最大値と最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

三角関数の合成を行います。
y=sinθ3cosθy = \sin \theta - \sqrt{3} \cos \thetay=rsin(θ+α)y = r \sin(\theta + \alpha) の形に変形します。ここで、r=a2+b2r = \sqrt{a^2 + b^2} であり、aabb はそれぞれ sinθ\sin \thetacosθ\cos \theta の係数です。
r=12+(3)2=1+3=4=2r = \sqrt{1^2 + (-\sqrt{3})^2} = \sqrt{1 + 3} = \sqrt{4} = 2
次に、α\alpha を求めます。cosα=12\cos \alpha = \frac{1}{2} かつ sinα=32\sin \alpha = -\frac{\sqrt{3}}{2} となる α\alpha を探します。
α=π3\alpha = -\frac{\pi}{3} または α=5π3\alpha = \frac{5\pi}{3} となります。ここでは α=π3\alpha = -\frac{\pi}{3} を選びます。
したがって、y=2sin(θπ3)y = 2 \sin(\theta - \frac{\pi}{3}) となります。
sin\sin 関数の最大値は 11 で、最小値は 1-1 であるため、
最大値は 2×1=22 \times 1 = 2
最小値は 2×(1)=22 \times (-1) = -2

3. 最終的な答え

最大値:2
最小値:-2

「解析学」の関連問題

放物線 $C_1: y=2x^2$ 上の点 $A(1,2)$ における接線 $l$ について、その傾きと方程式を求めます。次に、放物線 $C_2: y = -x^2 + ax - b$ が接線 $l$...

微分積分接線面積
2025/6/6

与えられた関数 $y = 4\sin x \cos x - 2\cos^2 x$ を変形して、$y = \sqrt{\text{コ}} \sin(\text{ク} + \alpha) - \text{...

三角関数三角関数の合成関数の変形
2025/6/6

関数 $f(x) = 3x^2 - 4x + \int_0^3 f(t) dt$ が与えられている。$a = \int_0^3 f(t) dt$ とおいて、$f(x)$ を求めよ。

積分関数定積分
2025/6/6

図2は関数 $y = 2\sin{x} + 2\cos{x}$ のグラフである。図2における $a$ の値を求め、さらに式 $2\sin{x} + 2\cos{x}$ を合成したときの $b$ と $...

三角関数関数の合成グラフ振幅位相
2025/6/6

図1に示された関数 $y=A$ と関数 $y=A'$ の式を、選択肢の中から選ぶ問題です。また、関数 $y=$イ と関数 $y=$ウ のグラフが一致することも考慮して回答する必要があります。

三角関数グラフ振幅周期コサイン関数
2025/6/6

実数 $a$ の範囲が $1/2 < a < 3$ のとき、3次関数 $f(x) = x^3 - 3ax^2 + 3(2a^2 - 1)x + 2$ は極大値と極小値を持つ。$f(x)$ の極大値と極...

三次関数極大値極小値微分最大値最小値
2025/6/6

与えられた数列の和を求める問題です。 数列は$\sum_{k=1}^{n} \frac{1}{\sqrt{k+1} + \sqrt{k}}$で表されます。

数列級数有理化望遠鏡和
2025/6/6

与えられた和 $\sum_{k=1}^{10} \frac{1}{k^2 + 3k + 2}$ を計算します。

級数部分分数分解シグマ
2025/6/6

関数 $f(x) = x^3 - 9x^2 + 15x + 7$ について、以下の問いに答えます。 (1) $f(x)$ の増減を調べ、極値を求め、極値をとるときの $x$ の値を求めます。 (2) ...

微分増減極値三次関数方程式グラフ
2025/6/6

関数 $f(x) = (3x^2 - 6x + 10)^{2/3}$ の導関数 $f'(x)$ と、微分係数 $f'(1)$ を求める問題です。

導関数微分合成関数の微分微分係数
2025/6/6