指定された硬貨を全部または一部使って、ちょうど支払うことができる金額が何通りあるかを計算する問題です。 (1) 10円硬貨5枚、100円硬貨3枚、500円硬貨3枚の場合 (2) 10円硬貨2枚、50円硬貨3枚、100円硬貨4枚の場合
2025/5/22
1. 問題の内容
指定された硬貨を全部または一部使って、ちょうど支払うことができる金額が何通りあるかを計算する問題です。
(1) 10円硬貨5枚、100円硬貨3枚、500円硬貨3枚の場合
(2) 10円硬貨2枚、50円硬貨3枚、100円硬貨4枚の場合
2. 解き方の手順
(1)
* 10円硬貨の使用枚数は0枚から5枚の6通り。
* 100円硬貨の使用枚数は0枚から3枚の4通り。
* 500円硬貨の使用枚数は0枚から3枚の4通り。
合計の組み合わせは 通り。
ただし、全て0枚の場合(0円)は支払うことができないので、1通り減らす。
よって、支払える金額の通り数は 通り。
(2)
10円硬貨2枚、50円硬貨3枚、100円硬貨4枚の場合、まずは単純に組み合わせを計算する。
* 10円硬貨の使用枚数は0枚から2枚の3通り。
* 50円硬貨の使用枚数は0枚から3枚の4通り。
* 100円硬貨の使用枚数は0枚から4枚の5通り。
合計の組み合わせは 通り。
ただし、全て0枚の場合(0円)は支払うことができないので、1通り減らす。
よって、支払える金額の通り数は 通り。
しかし、50円硬貨2枚は100円硬貨1枚で代替できるため、注意が必要。
50円硬貨3枚は150円であり、100円硬貨1枚と50円硬貨1枚で代替できる。
そのため、50円と100円の組み合わせで重複が生じないかを確認する。
ここで、50円硬貨をすべて100円に換算した場合を考えると、100円硬貨は最大 枚相当になる。
つまり、50円をすべて100円に変換すると、50円硬貨の使用枚数は0, 1, 2, 3枚のいずれかである。
それぞれの場合について、100円硬貨の枚数で重複する組み合わせがないか確認する。
実際には、100円硬貨の4枚と50円硬貨の0枚の組み合わせで、400円を作れる。
一方、100円硬貨の3枚と50円硬貨の2枚の組み合わせでも、400円を作れる。
このように、重複する組み合わせがあるため、地道にすべての金額パターンを列挙していく必要がある。
しかし、この問題では、すべての組み合わせを考慮した後、重複する金額を省くという方法をとるのではなく、単純な計算を行う。
3. 最終的な答え
(1) 95通り
(2) 59通り