川幅30m、流れの速さ3.0m/sの川を、静水に対する速さ4.0m/sの船が船首を流れに直角に向けて渡っている。 (1) 岸から見た船の速さを求める。 (2) 船が川を横切るのに要する時間を求める。

応用数学ベクトル三平方の定理速度距離時間
2025/5/22

1. 問題の内容

川幅30m、流れの速さ3.0m/sの川を、静水に対する速さ4.0m/sの船が船首を流れに直角に向けて渡っている。
(1) 岸から見た船の速さを求める。
(2) 船が川を横切るのに要する時間を求める。

2. 解き方の手順

(1) 岸から見た船の速さは、船の速度と川の流れの速度のベクトル和である。船は川の流れに直角に進むので、三平方の定理を用いることができる。
船の速度をvv_船、川の流れの速度をvv_川、岸から見た船の速度をvvとすると、
v2=v2+v2v^2 = v_船^2 + v_川^2
v=v2+v2=4.02+3.02=16+9=25=5.0v = \sqrt{v_船^2 + v_川^2} = \sqrt{4.0^2 + 3.0^2} = \sqrt{16 + 9} = \sqrt{25} = 5.0 m/s
(2) 船が川を横切るのに要する時間は、川幅を船の静水に対する速さで割ればよい。
時間をtt、川幅をdd、船の静水に対する速さをvv_船とすると、
t=dv=304.0=7.5t = \frac{d}{v_船} = \frac{30}{4.0} = 7.5

3. 最終的な答え

(1) 岸から見た船の速さは5.0 m/s
(2) 船が川を横切るのに要する時間は7.5秒

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