ある気体が77℃、1.0 x 10^5 Paで7.0 Lの体積を占めている。 (1) 温度を一定にして、圧力を5.0 x 10^5 Paにしたときの体積を求める。 (2) 圧力を一定にして、温度を27℃にしたときの体積を求める。 (3) 温度と体積を一定にして、さらに56gの窒素を加えたときの全圧を求める。
2025/5/22
1. 問題の内容
ある気体が77℃、1.0 x 10^5 Paで7.0 Lの体積を占めている。
(1) 温度を一定にして、圧力を5.0 x 10^5 Paにしたときの体積を求める。
(2) 圧力を一定にして、温度を27℃にしたときの体積を求める。
(3) 温度と体積を一定にして、さらに56gの窒素を加えたときの全圧を求める。
2. 解き方の手順
(1) ボイルの法則を用いる。ボイルの法則とは、温度が一定のとき、気体の圧力と体積の積は一定であるという法則である。
初期状態: Pa, L
変化後: Pa, L
(2) シャルルの法則を用いる。シャルルの法則とは、圧力が一定のとき、気体の体積は絶対温度に比例するという法則である。
初期状態: L, K
変化後: L, K
(3) 全圧は、もともとの気体の分圧と、追加した窒素の分圧の和になる。
まず、もともとの気体の物質量を、追加した窒素の物質量をとする。全物質量はとなる。
理想気体の状態方程式 より、である。
もともとの気体の物質量は、
追加した窒素の物質量は、
全圧
ここで、 Paであり、 L、 Kである。
Pa
よって、
3. 最終的な答え
(1) 1.4 L
(2) 6.0 L
(3) 1.83 x 10^5 Pa