まず、各段に必要な立方体の個数を数える。図からわかるように、1段目は1個、2段目は3個、3段目は6個、4段目は10個となっている。これらの数は、階差数列になっていると考えられる。階差数列の一般項を求め、その和を計算することで、20段積み上げたときに必要な立方体の総数を求める。
b1=a2−a1=3−1=2 b2=a3−a2=6−3=3 b3=a4−a3=10−6=4 したがって、bn=n+1 と推測できる。 an=a1+∑k=1n−1bk=1+∑k=1n−1(k+1)=1+∑k=1n−1k+∑k=1n−11 an=1+2(n−1)n+(n−1)=1+2n2−n+n−1=2n2−n+2n=2n2+n=2n(n+1) 20段積み上げたときに必要な立方体の総数 S20 は、数列 an の第20項までの和である。 S20=∑n=120an=∑n=1202n(n+1)=21∑n=120(n2+n)=21(∑n=120n2+∑n=120n) ∑n=1Nn=2N(N+1) ∑n=1Nn2=6N(N+1)(2N+1) より、
∑n=120n=220(20+1)=220⋅21=210 ∑n=120n2=620(20+1)(2⋅20+1)=620⋅21⋅41=617220=2870 S20=21(2870+210)=21⋅3080=1540