数列 $1, 2, 2, 3, 3, 3, 4, 4, 4, 4, 5, 5, 5, 5, 5, \dots$ の第1000項と、初項から第1000項までの和を求める問題です。

算数数列規則性級数
2025/5/22

1. 問題の内容

数列 1,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,5,1, 2, 2, 3, 3, 3, 4, 4, 4, 4, 5, 5, 5, 5, 5, \dots の第1000項と、初項から第1000項までの和を求める問題です。

2. 解き方の手順

数列の規則性を見つけます。
数列は、1が1個、2が2個、3が3個、...、nがn個と並んでいます。
まず、第1000項を求めます。
nがn個並ぶ数列の項数は、
1+2+3++n=n(n+1)21 + 2 + 3 + \dots + n = \frac{n(n+1)}{2} で表されます。
n(n+1)21000\frac{n(n+1)}{2} \le 1000 となる最大の整数nを求めます。
n(n+1)2000n(n+1) \le 2000 です。
n2+n20000n^2 + n - 2000 \le 0
nn を近似的に求めるために、n22000n^2 \approx 2000 を考えると、n200044.7n \approx \sqrt{2000} \approx 44.7 となります。
n=44n=44 のとき 44(45)2=990<1000\frac{44(45)}{2} = 990 < 1000
n=45n=45 のとき 45(46)2=1035>1000\frac{45(46)}{2} = 1035 > 1000
したがって、第1000項は45です。
次に、初項から第1000項までの和を求めます。
初項から第990項までの和は、
11+22+33++4444=k=144k21\cdot1 + 2\cdot2 + 3\cdot3 + \dots + 44\cdot44 = \sum_{k=1}^{44} k^2 です。
k=1nk2=n(n+1)(2n+1)6\sum_{k=1}^{n} k^2 = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6} より、
k=144k2=44(45)(89)6=4445896=221589=33089=29370\sum_{k=1}^{44} k^2 = \frac{44(45)(89)}{6} = \frac{44 \cdot 45 \cdot 89}{6} = 22 \cdot 15 \cdot 89 = 330 \cdot 89 = 29370 です。
第991項から第1000項はすべて45なので、
45×(1000990)=45×10=45045 \times (1000 - 990) = 45 \times 10 = 450 です。
したがって、初項から第1000項までの和は、
29370+450=2982029370 + 450 = 29820 です。

3. 最終的な答え

第1000項: 45
初項から第1000項までの和: 29820

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