この問題は、与えられた条件に基づいて波形をグラフに書き込む問題です。具体的には、以下の2つの波形を作図する必要があります。 (1) 振幅 $2.0 \text{ cm}$、波長 $6.0 \text{ cm}$ で、$x = 4.0 \text{ cm}$ の変位が $2.0 \text{ cm}$ である正弦波(実線)。 (2) (1)の波の速さが $1.0 \text{ cm/s}$ で、$x$ 軸の正の向きに進むとき、$3.0$ 秒前の波(破線)。

応用数学正弦波波動グラフ物理
2025/5/22

1. 問題の内容

この問題は、与えられた条件に基づいて波形をグラフに書き込む問題です。具体的には、以下の2つの波形を作図する必要があります。
(1) 振幅 2.0 cm2.0 \text{ cm}、波長 6.0 cm6.0 \text{ cm} で、x=4.0 cmx = 4.0 \text{ cm} の変位が 2.0 cm2.0 \text{ cm} である正弦波(実線)。
(2) (1)の波の速さが 1.0 cm/s1.0 \text{ cm/s} で、xx 軸の正の向きに進むとき、3.03.0 秒前の波(破線)。

2. 解き方の手順

(1) 実線の波の作図:
* x=4.0 cmx = 4.0 \text{ cm} での変位が 2.0 cm2.0 \text{ cm} であることから、正弦波の位相を決定します。
* 正弦波の一般的な式は y=Asin(kx+ϕ)y = A\sin(kx + \phi) です。ここで、AA は振幅、kk は波数、xx は位置、ϕ\phi は位相です。
* 波数は k=2πλk = \frac{2\pi}{\lambda} で計算できます。ここで、λ\lambda は波長です。
* この問題では、λ=6.0 cm\lambda = 6.0 \text{ cm} なので、k=2π6.0=π3 cm1k = \frac{2\pi}{6.0} = \frac{\pi}{3} \text{ cm}^{-1} です。
* x=4.0 cmx=4.0 \text{ cm}y=2.0 cmy=2.0 \text{ cm} であること、そして振幅が 2.0 cm2.0 \text{ cm} であることから、
2.0=2.0sin(π3(4.0)+ϕ)2.0 = 2.0 \sin\left(\frac{\pi}{3}(4.0) + \phi\right)
1=sin(4π3+ϕ)1 = \sin\left(\frac{4\pi}{3} + \phi\right)
4π3+ϕ=π2+2nπ\frac{4\pi}{3} + \phi = \frac{\pi}{2} + 2n\pi (nは整数)
ϕ=π24π3+2nπ=5π6+2nπ\phi = \frac{\pi}{2} - \frac{4\pi}{3} + 2n\pi = -\frac{5\pi}{6} + 2n\pi
簡単のため、n=1n=1とすると、ϕ=7π6\phi = \frac{7\pi}{6} となります。
* したがって、波の式は y=2.0sin(π3x+7π6)y = 2.0 \sin\left(\frac{\pi}{3}x + \frac{7\pi}{6}\right) となります。この式に基づいて、xx の値をいくつか代入して、yy の値を計算し、グラフにプロットします。
(2) 破線の波の作図:
* 速さが 1.0 cm/s1.0 \text{ cm/s} で、3.03.0 秒前の波なので、3.0 cm3.0 \text{ cm} だけ xx 軸の正の方向に平行移動します。
* 実線のグラフの各点を、xx 軸方向に 3.0 cm-3.0 \text{ cm} シフトさせます。

3. 最終的な答え

グラフ上に、以下の2つの波形を描画します。
* 実線:振幅 2.0 cm2.0 \text{ cm}、波長 6.0 cm6.0 \text{ cm} の正弦波で、x=4.0 cmx=4.0 \text{ cm}y=2.0 cmy=2.0 \text{ cm} となる波。
* 破線:実線の波を xx 軸の負の方向に 3.0 cm3.0 \text{ cm} 平行移動させた波。
注: グラフを描画する際には、振幅、波長、位相、平行移動を考慮して正確に作図する必要があります。
問題文からグラフを描画する機能が使えないため、上記の情報でグラフを描画してください。

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