1から9までの異なる3つの整数を選んで積を作る。 (1) 積が奇数となるような選び方は何通りあるか。 (2) 積が3の倍数となるような選び方は何通りあるか。 (3) 積が6で割り切れないような選び方は何通りあるか。

算数組み合わせ約数倍数整数
2025/5/25

1. 問題の内容

1から9までの異なる3つの整数を選んで積を作る。
(1) 積が奇数となるような選び方は何通りあるか。
(2) 積が3の倍数となるような選び方は何通りあるか。
(3) 積が6で割り切れないような選び方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

(1) 積が奇数となるためには、3つの数すべてが奇数である必要がある。1から9までの奇数は1, 3, 5, 7, 9の5つである。したがって、5つの奇数から3つを選ぶ組み合わせの数を求めればよい。
組み合わせの数は、
5C3=5!3!2!=5×42×1=10_{5}C_{3} = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10 通り。
(2) 積が3の倍数となるためには、少なくとも1つの数が3の倍数である必要がある。1から9までの整数の中で3の倍数は3, 6, 9の3つである。
全体の選び方は9C3_{9}C_{3}通りである。
3つとも3の倍数でない数の選び方を求め、全体の選び方から引けば良い。
3の倍数でない数は1, 2, 4, 5, 7, 8 の6つである。
3つとも3の倍数でない数の選び方は6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_{6}C_{3} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20通り。
全体の選び方は9C3=9!3!6!=9×8×73×2×1=84_{9}C_{3} = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 84通り。
したがって、積が3の倍数となる選び方は8420=6484 - 20 = 64通り。
(3) 積が6で割り切れないということは、積が2の倍数でないか、3の倍数でないかのどちらかである。積が6で割り切れない場合は、積が3の倍数でないか、あるいは2の倍数と3の倍数が両方含まれていない場合である。
積が6で割り切れないということは、言い換えると、
(i) 3つとも奇数である場合(これは(1)で求めた)、または
(ii) 3の倍数を1つも含まない場合、または
(iii) 2の倍数を含まない場合 (3つとも奇数の場合と等しい)。
を考えればよい。
(i) 3つとも奇数である場合の数は(1)より10通り。
(ii) 3の倍数を1つも含まない場合の数は6つから3つを選ぶ組み合わせなので、6C3=20_{6}C_{3} = 20通り。
(iii) 2の倍数を含まない場合は、3つとも奇数である場合と一致するので、10通り。
ここで、(i)と(ii)の共通部分を考えると、3つとも奇数で、かつ3の倍数を含まない場合である。奇数で3の倍数であるのは3, 9の2つなので、1, 5, 7 から3つを選ぶことになる。しかし、3つの数字を選ぶので、これはあり得ない。2つ選ぶときなので、 3C3=1_{3}C_{3}=1 である。
したがって、積が6で割り切れない場合は、10+20(奇数かつ3の倍数を含まないケース)=300=3010 + 20 - (奇数かつ3の倍数を含まないケース) = 30 - 0 = 30通り。
奇数で3の倍数を含まないケースは、1,5,71, 5, 7から3つを選ぶ場合なので、これは0通り。よって単純に足し合わせればよい。
積が6で割り切れないような3つの数の選び方は30通り。

3. 最終的な答え

(1) 10通り
(2) 64通り
(3) 30通り

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