与えられた複素数の式 $\sqrt{3e^{-j\frac{2}{3}\pi}}$ を計算します。

解析学複素数オイラーの公式極形式ルート指数関数
2025/5/26

1. 問題の内容

与えられた複素数の式 3ej23π\sqrt{3e^{-j\frac{2}{3}\pi}} を計算します。

2. 解き方の手順

まず、根号の中身を極形式で表された複素数と見て、ルートを計算します。
ejθ=cos(θ)+jsin(θ)e^{j\theta} = \cos(\theta) + j\sin(\theta) のオイラーの公式を使います。
複素数のルートを計算するには、絶対値のルートを取り、偏角を半分にします。

1. $\sqrt{3e^{-j\frac{2}{3}\pi}}$ を計算します。

2. 絶対値のルートを計算します。

3\sqrt{3} のルートは 34\sqrt[4]{3} です。

3. 偏角を半分にします。

偏角は j23π-j\frac{2}{3}\pi なので、半分にすると j13π-j\frac{1}{3}\pi になります。

4. したがって、$\sqrt{3e^{-j\frac{2}{3}\pi}} = \sqrt[4]{3} e^{-j\frac{1}{3}\pi}$ となります。

5. オイラーの公式を使って、$e^{-j\frac{1}{3}\pi}$ を展開します。

ej13π=cos(13π)+jsin(13π)=cos(13π)jsin(13π)=12j32e^{-j\frac{1}{3}\pi} = \cos(-\frac{1}{3}\pi) + j\sin(-\frac{1}{3}\pi) = \cos(\frac{1}{3}\pi) - j\sin(\frac{1}{3}\pi) = \frac{1}{2} - j\frac{\sqrt{3}}{2}

6. したがって、$\sqrt[4]{3} e^{-j\frac{1}{3}\pi} = \sqrt[4]{3} (\frac{1}{2} - j\frac{\sqrt{3}}{2}) = \frac{\sqrt[4]{3}}{2} - j\frac{\sqrt{3}\sqrt[4]{3}}{2}$

3. 最終的な答え

342j3342\frac{\sqrt[4]{3}}{2} - j\frac{\sqrt{3}\sqrt[4]{3}}{2}
または
342j3342\frac{\sqrt[4]{3}}{2} - j\frac{3^{\frac{3}{4}}}{2}

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