与えられた式を整理し、因数分解しやすい形に変形します。まず、定数項である −9 を −3×3 と考え、平方完成の形を作れるか試します。 与式を並び替えて、
a2−3ab+9b−9 次に、第一項と第二項に着目し、平方の形を作ることを目指します。
a2−3ab+49b2−49b2+9b−9 (a−23b)2−49b2+9b−9 ここで、平方完成がうまくいかないことが分かります。他の方法を考えましょう。
式をよく見ると、9bと9は共通因数9を持つことに気づきます。したがって、9(b−1)と変形できます。 また、a2−3ab=a(a−3b)と変形できます。 したがって、
a2−3ab+9b−9=a(a−3b)+9(b−1) となります。
この式を因数分解するのは難しそうです。与式を別の見方で整理してみましょう。
9b−9−3ab+a2=a2−3ab+9b−9 =a2+(−3b)a+(9b−9) これはaについての二次式と見ることができます。二次方程式の解の公式を使ってみましょう。 a=2(1)−(−3b)±(−3b)2−4(1)(9b−9) =23b±9b2−36b+36 =23b±9(b2−4b+4) =23b±9(b−2)2 =23b±3(b−2) したがって、a=23b+3(b−2)=26b−6=3b−3=3(b−1) または a=23b−3(b−2)=26=3 したがって、因数分解された形は (a−3(b−1))(a−3)=(a−3b+3)(a−3) となります。