質量2.0 kgの物体が、高さ2.5 mの場所からなめらかな斜面に沿って滑り落ちます。重力加速度の大きさが $g = 9.8 \text{ m/s}^2$ であるとき、地面に着くときの物体の速さを有効数字2桁で求めます。

応用数学力学エネルギー保存物理
2025/3/25

1. 問題の内容

質量2.0 kgの物体が、高さ2.5 mの場所からなめらかな斜面に沿って滑り落ちます。重力加速度の大きさが g=9.8 m/s2g = 9.8 \text{ m/s}^2 であるとき、地面に着くときの物体の速さを有効数字2桁で求めます。

2. 解き方の手順

この問題は、力学的エネルギー保存の法則を使って解くことができます。
なめらかな斜面であるため、摩擦によるエネルギーの損失はないと仮定します。
(1) 最初の位置における物体の力学的エネルギーを計算します。
最初の位置では、物体は静止しているので、運動エネルギーは0です。
位置エネルギー UUU=mghU = mgh で計算されます。
ここで、m=2.0 kgm = 2.0 \text{ kg}g=9.8 m/s2g = 9.8 \text{ m/s}^2h=2.5 mh = 2.5 \text{ m} です。
したがって、U=(2.0 kg)(9.8 m/s2)(2.5 m)=49 JU = (2.0 \text{ kg})(9.8 \text{ m/s}^2)(2.5 \text{ m}) = 49 \text{ J} となります。
(2) 地面に着いたときの物体の力学的エネルギーを計算します。
地面に着いたとき、位置エネルギーは0になります。
運動エネルギー KKK=12mv2K = \frac{1}{2}mv^2 で計算されます。
ここで、vv は求めたい速さです。
(3) 力学的エネルギー保存の法則より、最初の位置における力学的エネルギーは、地面に着いたときの力学的エネルギーに等しくなります。
したがって、U=KU = K より、49 J=12(2.0 kg)v249 \text{ J} = \frac{1}{2}(2.0 \text{ kg})v^2 となります。
(4) 速さ vv を求めます。
49=v249 = v^2
v=49=7.0 m/sv = \sqrt{49} = 7.0 \text{ m/s}

3. 最終的な答え

7.0 m/s7.0 \text{ m/s}

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