与えられた式 $\frac{5x-12}{(2x+3)(x-5)} = \frac{a}{2x+3} + \frac{b}{x-5}$ を満たす $a$ と $b$ の値を求める問題です。

代数学部分分数分解連立方程式分数式
2025/5/28

1. 問題の内容

与えられた式
5x12(2x+3)(x5)=a2x+3+bx5\frac{5x-12}{(2x+3)(x-5)} = \frac{a}{2x+3} + \frac{b}{x-5}
を満たす aabb の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、右辺を通分します。
a2x+3+bx5=a(x5)+b(2x+3)(2x+3)(x5)\frac{a}{2x+3} + \frac{b}{x-5} = \frac{a(x-5) + b(2x+3)}{(2x+3)(x-5)}
したがって、以下の等式が成り立ちます。
5x12(2x+3)(x5)=a(x5)+b(2x+3)(2x+3)(x5)\frac{5x-12}{(2x+3)(x-5)} = \frac{a(x-5) + b(2x+3)}{(2x+3)(x-5)}
分母が等しいので、分子も等しくなります。
5x12=a(x5)+b(2x+3)5x - 12 = a(x-5) + b(2x+3)
この式を展開すると、
5x12=ax5a+2bx+3b5x - 12 = ax - 5a + 2bx + 3b
5x12=(a+2b)x+(5a+3b)5x - 12 = (a+2b)x + (-5a+3b)
この等式が成り立つためには、各項の係数が等しくなければなりません。つまり、
a+2b=5a+2b = 5
5a+3b=12-5a+3b = -12
この連立方程式を解きます。
一つ目の式を5倍すると、5a+10b=255a+10b = 25
これと二つ目の式を足し合わせると、
5a+10b+(5a+3b)=25+(12)5a+10b + (-5a+3b) = 25 + (-12)
13b=1313b = 13
b=1b = 1
b=1b=1 を一つ目の式に代入すると、
a+2(1)=5a+2(1) = 5
a=3a = 3

3. 最終的な答え

a=3a=3
b=1b=1

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