大小中3個のサイコロを投げるとき、以下の条件を満たす場合の数をそれぞれ求めます。 (1) 目の和が16になる場合 (2) 目の積が8になる場合 (3) 出る目の最小値が5になる場合
2025/5/29
1. 問題の内容
大小中3個のサイコロを投げるとき、以下の条件を満たす場合の数をそれぞれ求めます。
(1) 目の和が16になる場合
(2) 目の積が8になる場合
(3) 出る目の最小値が5になる場合
2. 解き方の手順
(1) 目の和が16になる場合:
大小中のサイコロの目をそれぞれとすると、を満たす整数の組を求めます。ただし、, , です。
まず、, , とすると、, , で、となります。
を満たす非負整数の組の総数は、です。
ここから、となる場合、つまり、となる場合を引きます。これは通り。同様に、となる場合、となる場合もそれぞれ36通り。
さらに、かつとなる場合、つまり、となる場合を足します。これは通り。同様に、かつとなる場合、かつとなる場合もそれぞれ3通り。
となることはありません。
よって、求める場合の数は通り。
または、地道に書き出すこともできます。
(4,6,6), (5,5,6), (5,6,5), (6,4,6), (6,5,5), (6,6,4)の6通りです。
(2) 目の積が8になる場合:
を満たす整数の組を求めます。なので、目の組み合わせは(2, 2, 2), (1, 2, 4), (1, 4, 2), (2, 1, 4), (2, 4, 1), (4, 1, 2), (4, 2, 1)の7通りです。
(3) 出る目の最小値が5になる場合:
3つのサイコロの目が全て5以上であり、少なくとも一つは5である必要があります。
3つのサイコロの目が全て5か6の場合を考えます。
(5,5,5), (5,5,6), (5,6,5), (6,5,5), (5,6,6), (6,5,6), (6,6,5), (6,6,6)の8通りです。
このうち、全ての目が6である(6,6,6)を除くと、求める場合の数は8-1=7通りです。
しかし、(5,5,5), (5,5,6)のようにサイコロの区別を考慮すると、(5,5,6)は(5,6,5), (6,5,5)を区別して3通りと数えます。同様に、(5,6,6)は3通りと数えます。よって、1 + 3 + 3 = 7通りです。
さらに(6,6,6)は除外されません。よって、7通りではなく、7個ではなく、1 + 3 + 3 + 1 = 8 - 1 = 7通り。
よって、(5,5,5), (5,5,6), (5,6,5), (6,5,5), (5,6,6), (6,5,6), (6,6,5)。 最小値が5なので、 (6,6,6)はあり得ません。なので、8通りから6が3つというパターンを削除し、7通りです。
3. 最終的な答え
(1) 6通り
(2) 7通り
(3) 7通り