7個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5, 6から異なる5個を使って5桁の整数を作る。以下の条件を満たす整数は何個あるか。 (1) 整数 (2) 奇数 (3) 5の倍数 (4) 54000より大きい整数

算数順列組み合わせ場合の数整数
2025/6/1

1. 問題の内容

7個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5, 6から異なる5個を使って5桁の整数を作る。以下の条件を満たす整数は何個あるか。
(1) 整数
(2) 奇数
(3) 5の倍数
(4) 54000より大きい整数

2. 解き方の手順

(1) 整数
5桁の整数なので、一番左の位(万の位)は0以外でなければならない。
まず、万の位に0以外の数字を選ぶ方法が6通りある。
次に、残りの4つの位に、残りの6個の数字から4個を選ぶ順列を考える。これは 6P4=6×5×4×3=360_6P_4 = 6 \times 5 \times 4 \times 3 = 360 通り。
よって、全体の個数は 6×360=21606 \times 360 = 2160 個。
(2) 奇数
一の位が奇数(1, 3, 5)の場合を考える。
* 一の位が奇数の場合:
一の位の選び方は3通り。
万の位は0と選んだ奇数以外なので5通り。
残りの3桁は残りの5個の数字から選ぶ順列なので 5P3=5×4×3=60_5P_3 = 5 \times 4 \times 3 = 60 通り。
よって、 3×5×60=9003 \times 5 \times 60 = 900 通り。
* 一の位が奇数ではない場合:
万の位に0が入らないように調整する。
まず、一の位は0, 2, 4, 6のどれかだから4通り。
万の位は0と一の位の数字以外なので、5通り。
残りの3桁は残りの5個の数字から選ぶ順列なので 5P3=5×4×3=60_5P_3 = 5 \times 4 \times 3 = 60 通り。
よって、4×5×60=12004 \times 5 \times 60 = 1200通り。
上記の計算で万の位に0が来る場合を考慮できていないため、計算をやり直す。
一の位が奇数の場合で考える。
i)一の位が奇数の場合: (1,3,5のどれか)
一の位の選び方は3通り
万の位は0を含まず、一の位に使った奇数を含まないため5通り
残りの百、十、一位は残りの5個から3個を選んで並べるので、5P3=60通り
よって3×5×60=900通り
ii)一の位が偶数の場合(0を含まない): (2,4,6のどれか)
一の位の選び方は3通り
万の位は0を含まず、一の位に使った偶数を含まないため5通り
残りの百、十、一位は残りの5個から3個を選んで並べるので、5P3=60通り
よって3×5×60=900通り
iii)一の位が0の場合
一の位は0で確定
万の位は0でないので6通り
残りの百、十、一位は残りの5個から3個を選んで並べるので、5P3=60通り
よって1×6×60=360通り
合計900+900+360=2160通り
(3) 5の倍数
一の位が0または5の場合を考える。
i)一の位が0の場合
一の位は0で確定
万の位は0でないので6通り
残りの百、十、一位は残りの5個から3個を選んで並べるので、5P3=60通り
よって1×6×60=360通り
ii)一の位が5の場合
一の位は5で確定
万の位は0を含まず、一の位に使った5を含まないため5通り
残りの百、十、一位は残りの5個から3個を選んで並べるので、5P3=60通り
よって1×5×60=300通り
合計360+300=660通り
(4) 54000より大きい整数
54000以上の数を作る。
万の位が5または6の場合を考える。
i)万の位が6の場合
残りの4桁は自由に並べられるので6P4=360通り
ii)万の位が5の場合
千の位が4,5,6のどれかの場合を考える。
a)千の位が4の場合
百の位、十の位、一位は自由に並べられるので5P3=60通り
b)千の位が5の場合
百の位は6しかない。
十の位、一位は4P2=12通り
c)千の位が6の場合
百の位、十の位、一位は4P3=24通り
合計360+60+12+24=456通り

3. 最終的な答え

(1) 2160個
(2) 1200個
(3) 660個
(4) 456個