$f(x) = x^3 + ax^2 + bx + c$ と $g(x) = x^2 - 2x - 1$ が与えられています。 (1) $f(x)$ を $g(x)$ で割ったときの商と余りを求めます。 (2) $f(x)$ を $g(x)$ で割ったときの余りが $x+1$ であるとき、$b-2c$ の値を求めます。 (3) $g(x) = 0$ の異なる2つの解を $\alpha, \beta$ とし、$f(\alpha) = f(\beta) = 6$ であるとき、$b-2c$ の値を求めます。 さらに、$b>0$ が $c>0$ であるための条件、$c>0$ が $a$ と $b$ が同符号であるための条件を、選択肢から選びます。
2025/6/3
1. 問題の内容
と が与えられています。
(1) を で割ったときの商と余りを求めます。
(2) を で割ったときの余りが であるとき、 の値を求めます。
(3) の異なる2つの解を とし、 であるとき、 の値を求めます。
さらに、 が であるための条件、 が と が同符号であるための条件を、選択肢から選びます。
2. 解き方の手順
(1) 実際に割り算を行います。
```
x + (a+2)
x^2-2x-1 | x^3 + ax^2 + bx + c
- (x^3 - 2x^2 - x)
----------------------
(a+2)x^2 + (b+1)x + c
- ((a+2)x^2 - 2(a+2)x - (a+2))
-----------------------------
(b+1+2a+4)x + c + a + 2
(2a+b+5)x + a+c+2
```
よって、商は 、余りは となります。
(2) 余りが であるとき、 かつ が成り立ちます。
より、
より、
よって、
(3) の解は です。
を とします。
であるとき、
となります。
ここで、
は の解であるので、
よって、
なので、
を代入して、
,
(i) は であるための条件
より、
より、
ならば、 なので、 ならば 。 は であるための十分条件です。
しかし、 でも とは限りません。(例えば、 なら ですが、)
したがって、十分条件であるが必要条件ではありません。
(ii) は と が同符号であるための条件
より、
と が同符号ということは、。。
であっても、 と が同符号とは限りません。例えば、,, 同符号
且つ aとb が同符号ならば必ずなので、必要条件でも十分条件でもありません。
したがって、必要条件でも十分条件でもありません。
3. 最終的な答え
ア: 2
イ: 2
ウ: 5
エ: 2
オカ: -2
キクケ: -13
コ: 3
サ: 4