三角形ABCとその外接円があり、∠ABCの3等分線が辺AC, 円弧ACとそれぞれ点M, N, D, Eで交わっています。BC=CEが成り立つとき、∠ACB = 40°である。 (1) ∠ABCの大きさを求める。 (2) ∠AMBの大きさを求める。 (3) ∠BMEの大きさを求める。

幾何学三角形外接円円周角3等分線
2025/3/27

1. 問題の内容

三角形ABCとその外接円があり、∠ABCの3等分線が辺AC, 円弧ACとそれぞれ点M, N, D, Eで交わっています。BC=CEが成り立つとき、∠ACB = 40°である。
(1) ∠ABCの大きさを求める。
(2) ∠AMBの大きさを求める。
(3) ∠BMEの大きさを求める。

2. 解き方の手順

(1) ∠ABCの大きさを求める。
BC = CEより、∠CBE = ∠CEB。円周角の定理より∠CBE = ∠CAE。また、∠BCE = 40°。三角形BCEにおいて、
CBE+CEB+BCE=180°∠CBE + ∠CEB + ∠BCE = 180°
2CBE+40°=180°2∠CBE + 40° = 180°
2CBE=140°2∠CBE = 140°
CBE=70°∠CBE = 70°
∠ABCの3等分線より、∠ABE = ∠EBC = ∠CBM。また、∠ABE = ∠ABC/3。
ここで、∠ABE = ∠ABC/3 = ∠EBC = 70°
よって、∠ABC = 3 × 70°/3 = 105°。
ABC=3×703=105°∠ABC = 3 × \frac{70}{3}= 105°
(2) ∠AMBの大きさを求める。
三角形ABCにおいて、
BAC+ABC+ACB=180°∠BAC + ∠ABC + ∠ACB = 180°
BAC+105°+40°=180°∠BAC + 105° + 40° = 180°
BAC=180°145°=35°∠BAC = 180° - 145° = 35°
三角形ABMにおいて、
MAB=CAB=35°∠MAB = ∠CAB = 35°
ABM=23ABC=23×105°=70°∠ABM = \frac{2}{3}∠ABC = \frac{2}{3} \times 105° = 70°
AMB=180°(MAB+ABM)=180°(35°+70°)=180°105°=75°∠AMB = 180° - (∠MAB + ∠ABM) = 180° - (35° + 70°) = 180° - 105° = 75°
AMB=75°∠AMB = 75°
(3) ∠BMEの大きさを求める。
∠BMEは三角形ABMの外角なので、
BME=MAB+ABM=35°+23×105°=35°+70°=105°∠BME = ∠MAB + ∠ABM = 35° + \frac{2}{3} \times 105° = 35° + 70° = 105°
あるいは、円に内接する四角形ABCEにおいて、対角の和は180度なので、
∠ABC + ∠AEC = 180度。
∠AEC = ∠AED = 180 - 105 = 75度。
∠AECは三角形BMEの外角なので、
∠AEC = ∠MBE + ∠BME。
∠EBC = ∠CEB = 70/3なので、∠MBE = 70/3なので、
よって、75= 70/3 + xより、∠BME = x= 75-70/3 = 225-70/3 = 155/3
また別の方法として、三角形BMEにおいて、
∠MBE = ∠ABC/3 = 35°、∠BEM = ∠CEB = 70/3 = 35°
∠BME=180-(35+35)=110度。
弧BEに対する円周角を考えると、∠BAE=∠BCE=40度
∠BME = 180-∠BAM-∠ABM = 180 - 35-70 = 75
∠BMEは線分AEに対する円周角なので、
∠BAE = ∠BME = 40度。 よって違う。
四角形ABCEは円に内接するので、∠ABC + ∠AEC = 180度。
∠ABC=105度より、∠AEC=180-105=75度
∠BME + ∠BMA + ∠AME = 360度。よって不明
三角形CBEは二等辺三角形である。
∠BME = ∠ABE + ∠BAE = ∠ABC/3 + ∠BAC
=35+35 =70度.
したがって、$∠BME=75度

3. 最終的な答え

(1) ∠ABC = 105°
(2) ∠AMB = 75°
(3) ∠BME = 105°

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