地面から初速度14m/sで鉛直上向きに小球を投げ上げたとき、 (1) 投げ上げてから最高点に達するまでの時間と、 (2) 地面からの最高点の高さを求めよ。 ただし、重力加速度の大きさは$9.8 m/s^2$とする。

応用数学物理力学鉛直投げ上げ運動方程式
2025/6/7

1. 問題の内容

地面から初速度14m/sで鉛直上向きに小球を投げ上げたとき、
(1) 投げ上げてから最高点に達するまでの時間と、
(2) 地面からの最高点の高さを求めよ。
ただし、重力加速度の大きさは9.8m/s29.8 m/s^2とする。

2. 解き方の手順

(1) 最高点では小球の速度が0になることを利用する。
初速度をv0v_0、重力加速度をgg、時間をtt、速度をvvとすると、鉛直投げ上げの運動方程式は次のようになる。
v=v0gtv = v_0 - gt
最高点ではv=0v=0であるから、
0=v0gt0 = v_0 - gt
これをttについて解くと、
t=v0gt = \frac{v_0}{g}
問題文より、v0=14m/sv_0 = 14 m/sg=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2であるから、
t=149.8=107st = \frac{14}{9.8} = \frac{10}{7} s
(2) 最高点の高さhhは、以下の式で求めることができる。
h=v0t12gt2h = v_0t - \frac{1}{2}gt^2
ここに、v0=14m/sv_0 = 14 m/sg=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2t=107st = \frac{10}{7} sを代入すると、
h=14107129.8(107)2h = 14 \cdot \frac{10}{7} - \frac{1}{2} \cdot 9.8 \cdot (\frac{10}{7})^2
h=204.910049h = 20 - 4.9 \cdot \frac{100}{49}
h=20491010049h = 20 - \frac{49}{10} \cdot \frac{100}{49}
h=2010=10mh = 20 - 10 = 10 m

3. 最終的な答え

(1) 投げ上げてから最高点に達するまでの時間は107s\frac{10}{7} s
(2) 地面からの最高点の高さは10 m

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