完全競争市場におけるある企業の総費用曲線が $TC = X^3 - 4X^2 + 8X + 6$ (Xは生産量)で与えられているとき、この企業の操業停止点価格を求める問題です。
2025/6/7
1. 問題の内容
完全競争市場におけるある企業の総費用曲線が (Xは生産量)で与えられているとき、この企業の操業停止点価格を求める問題です。
2. 解き方の手順
操業停止点とは、可変費用が回収できなくなる点です。このとき、価格は平均可変費用(AVC)に等しくなります。
まず、可変費用(VC)を求めます。総費用(TC)から固定費用(FC)を引くと可変費用(VC)が得られます。総費用 において、固定費用は6なので、可変費用は となります。
次に、平均可変費用(AVC)を求めます。 なので、
操業停止点では、平均可変費用(AVC)が最小となります。AVCを最小にするXを求めるため、AVCをXで微分して0とおきます。
操業停止点における生産量はです。
次に、操業停止点価格を求めます。操業停止点価格は、生産量のときの平均可変費用(AVC)に等しいので、
したがって、操業停止点価格は4です。
3. 最終的な答え
4