完全競争市場における企業の総費用曲線が $TC = X^3 - 4X^2 + 8X + 6$ で与えられているとき、操業停止点価格を求める問題です。ここで、$X$ は生産量を表します。

応用数学経済学費用関数最適化微分操業停止点
2025/6/7

1. 問題の内容

完全競争市場における企業の総費用曲線が TC=X34X2+8X+6TC = X^3 - 4X^2 + 8X + 6 で与えられているとき、操業停止点価格を求める問題です。ここで、XX は生産量を表します。

2. 解き方の手順

操業停止点は、平均可変費用(AVC)が最小となるところです。
まず、可変費用(VC)を求めます。総費用(TC)から固定費用(FC)を引けば可変費用になります。
TC=X34X2+8X+6TC = X^3 - 4X^2 + 8X + 6 より、固定費用は6なので、
VC=X34X2+8XVC = X^3 - 4X^2 + 8X
次に、平均可変費用(AVC)を求めます。AVCは、可変費用を生産量で割ったものです。
AVC=VCX=X34X2+8XX=X24X+8AVC = \frac{VC}{X} = \frac{X^3 - 4X^2 + 8X}{X} = X^2 - 4X + 8
AVCが最小になる点を求めるために、AVCを微分して0になる点を求めます。
dAVCdX=2X4\frac{dAVC}{dX} = 2X - 4
2X4=02X - 4 = 0 より、X=2X = 2
AVCが最小になる生産量は2です。
次に、生産量X=2X=2のときのAVCを求めます。
AVC=(2)24(2)+8=48+8=4AVC = (2)^2 - 4(2) + 8 = 4 - 8 + 8 = 4
操業停止点価格は、AVCの最小値なので、4となります。

3. 最終的な答え

4

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