6つの数字 0, 1, 1, 2, 2, 3 をすべて並べて6桁の整数を作る。 (1) 全部でいくつの整数ができるか。 (2) 偶数はいくつの整数ができるか。

算数順列組み合わせ整数場合の数重複順列
2025/6/7

1. 問題の内容

6つの数字 0, 1, 1, 2, 2, 3 をすべて並べて6桁の整数を作る。
(1) 全部でいくつの整数ができるか。
(2) 偶数はいくつの整数ができるか。

2. 解き方の手順

(1) 全部でいくつの整数ができるか。
まず、6つの数字を並べる場合の総数を考える。ただし、1が2つ、2が2つあるので、同じものを含む順列の考え方を使う。
6つの数字を並べる順列の総数は 6!2!2!=7204=180\frac{6!}{2!2!} = \frac{720}{4} = 180 通り。
しかし、この中には先頭が0になっているものも含まれている。
先頭が0であるものを除く必要がある。
先頭が0であるとき、残りの5つの数字(1, 1, 2, 2, 3)を並べる順列の総数は 5!2!2!=1204=30\frac{5!}{2!2!} = \frac{120}{4} = 30 通り。
したがって、求める整数の個数は 18030=150180 - 30 = 150 個。
(2) 偶数はいくつの整数ができるか。
偶数になるのは、一の位が0, 2の場合である。
(i) 一の位が0の場合
残りの5つの数字(1, 1, 2, 2, 3)を並べる順列の総数は 5!2!2!=1204=30\frac{5!}{2!2!} = \frac{120}{4} = 30 通り。
(ii) 一の位が2の場合
残りの5つの数字(0, 1, 1, 2, 3)を並べる順列の総数を考える。
まず、5つの数字を並べる順列の総数は 5!2!=1202=60\frac{5!}{2!} = \frac{120}{2} = 60 通り。
この中には先頭が0になっているものも含まれている。
先頭が0であるとき、残りの4つの数字(1, 1, 2, 3)を並べる順列の総数は 4!2!=242=12\frac{4!}{2!} = \frac{24}{2} = 12 通り。
したがって、一の位が2である偶数の個数は 6012=4860 - 12 = 48 個。
よって、偶数の個数は 30+48=7830 + 48 = 78 個。

3. 最終的な答え

(1) 150個
(2) 78個