画像に写っている問題は、絶対値を含む方程式と不等式を解く問題です。具体的には、以下の2つの問題を解きます。 (1) $||x-4|-3|=2$ (2) $|x-7|+|x-8|<3$

代数学絶対値方程式不等式場合分け
2025/6/8

1. 問題の内容

画像に写っている問題は、絶対値を含む方程式と不等式を解く問題です。具体的には、以下の2つの問題を解きます。
(1) x43=2||x-4|-3|=2
(2) x7+x8<3|x-7|+|x-8|<3

2. 解き方の手順

(1)
まず、x4=A|x-4|=Aとおくと、A3=2|A-3|=2となります。絶対値記号を外すと、A3=2A-3=2またはA3=2A-3=-2となります。
A3=2A-3=2の場合、A=5A=5。つまり、x4=5|x-4|=5となります。絶対値記号を外すと、x4=5x-4=5またはx4=5x-4=-5。したがって、x=9x=9またはx=1x=-1となります。
A3=2A-3=-2の場合、A=1A=1。つまり、x4=1|x-4|=1となります。絶対値記号を外すと、x4=1x-4=1またはx4=1x-4=-1。したがって、x=5x=5またはx=3x=3となります。
(2)
xxの値によって場合分けを行います。
(i) x<7x < 7のとき、x7<0x-7 < 0かつx8<0x-8 < 0なので、
(x7)(x8)<3-(x-7) - (x-8) < 3
x+7x+8<3-x + 7 - x + 8 < 3
2x+15<3-2x + 15 < 3
2x<12-2x < -12
x>6x > 6
したがって、6<x<76 < x < 7
(ii) 7x87 \le x \le 8のとき、x70x-7 \ge 0かつx80x-8 \le 0なので、
(x7)(x8)<3(x-7) - (x-8) < 3
x7x+8<3x - 7 - x + 8 < 3
1<31 < 3
これは常に成り立つので、7x87 \le x \le 8が解となります。
(iii) x>8x > 8のとき、x7>0x-7 > 0かつx8>0x-8 > 0なので、
(x7)+(x8)<3(x-7) + (x-8) < 3
2x15<32x - 15 < 3
2x<182x < 18
x<9x < 9
したがって、8<x<98 < x < 9
(i), (ii), (iii)より、6<x<96 < x < 9

3. 最終的な答え

(1) x=1,3,5,9x = -1, 3, 5, 9
(2) 6<x<96 < x < 9

「代数学」の関連問題

与えられた式 $x^2 - 3xy + 2y^2 - x + 5y - 12$ を因数分解してください。

因数分解多項式二次式
2025/6/10

与えられた連立方程式を解く問題です。 連立方程式は以下の通りです。 $4 = -3l + m + 3n$ $6 = l - 5m - h$ $1 = 4l + 2m - 2n$

連立方程式線形代数方程式の解法
2025/6/10

(1) 複素数平面上で、方程式 $|3z - 4i| = 2|z - 3i|$ を満たす点 $z$ の全体がどのような図形を表すか答える。 (2) (1)の等式を満たす複素数 $z$ に対して、 $|...

複素数複素数平面絶対値最大値最小値
2025/6/10

与えられた2次式を複素数の範囲で因数分解する問題です。画像には、(1) $3x^2 - 8x + 2$ の解き方が示されています。ここでは、(2) $x^2 - 4x + 7$ を同様に因数分解します...

二次方程式因数分解複素数解の公式
2025/6/10

多項式の引き算の問題です。 $a^2 - 6a - 9$ から $-4a^2 - 3$ を引きます。

多項式引き算同類項
2025/6/10

与えられた二次式 $3x^2 - 8x + 2$ の解を求めます。

二次方程式解の公式平方根
2025/6/10

与えられた式 $x^2 + xy$ を因数分解してください。

因数分解多項式代数式
2025/6/10

与えられた不等式は絶対値を含む不等式です。 $|2x + 7| \geq 9$ この不等式を満たす $x$ の範囲を求めます。

不等式絶対値場合分け一次不等式
2025/6/10

与えられた不等式 $|x-3|<2$ を解く問題です。

不等式絶対値一次不等式
2025/6/10

与えられた式 $x^2 - (y+3)^2$ を展開し、因数分解する問題です。

因数分解展開二次式数式処理
2025/6/10