1. 問題の内容
多項式 を で割ったときの余りが と表されるのはなぜか、という質問です。
2. 解き方の手順
多項式の割り算における余りの次数について考えます。一般に、多項式 を多項式 で割ったとき、商を 、余りを とすると、
と表されます。
このとき、余り の次数は、割る多項式 の次数よりも必ず小さくなります。
今回の問題では、 であり、 です。 の次数は 2 なので、余り の次数は 2 より小さくなければなりません。
次数が 2 より小さい多項式は、定数(次数0)または1次式です。一般に1次式は ( は定数)と表されます。定数も の場合を考えれば で表せます。
したがって、 を で割ったときの余りは の形で表されることになります。
3. 最終的な答え
多項式を2次式で割ったときの余りの次数は1次以下になるため、余りはの形で表されます。