与えられた3つの微分方程式を分類する問題です。 (1) $y^{(4)} + xy'' + 2y = 1 + x^2$ (2) $y'' + \frac{1}{x^2}y' = 0$ (3) $yy' + x^2y' = 1$

解析学微分方程式線形微分方程式非線形微分方程式階数斉次性変数係数
2025/6/9

1. 問題の内容

与えられた3つの微分方程式を分類する問題です。
(1) y(4)+xy+2y=1+x2y^{(4)} + xy'' + 2y = 1 + x^2
(2) y+1x2y=0y'' + \frac{1}{x^2}y' = 0
(3) yy+x2y=1yy' + x^2y' = 1

2. 解き方の手順

(1) y(4)+xy+2y=1+x2y^{(4)} + xy'' + 2y = 1 + x^2 について:
- 階数: 4階
- 係数: yy''の係数がxxであるため、変数係数
- 線形性: yyとその導関数について線形であるかを確認します。
   それぞれの項はyyの導関数の一次の項で、それらの係数はxxの関数です。
- 斉次性: 右辺が1+x21 + x^2であるため、非斉次。
(2) y+1x2y=0y'' + \frac{1}{x^2}y' = 0 について:
- 階数: 2階
- 係数: yy'の係数が1x2\frac{1}{x^2}であるため、変数係数
- 線形性: yyとその導関数について線形。
- 斉次性: 右辺が0であるため、斉次。
(3) yy+x2y=1yy' + x^2y' = 1 について:
- 階数: 1階
- 係数: yy'の係数がx2x^2yyであるため、変数係数
- 線形性: yyyy'の項があるため、非線形。
- 斉次性: 右辺が1であるため、非斉次。

3. 最終的な答え

(1) 4階変数係数非斉次線形微分方程式
(2) 2階変数係数斉次線形微分方程式
(3) 1階変数係数非斉次非線形微分方程式

「解析学」の関連問題

$x$ の4次の項($R_4$)を $\theta$ ($0 < \theta < 1$) を用いて、剰余項として表しなさい。$R_4 = \frac{f^{(4)}(\theta x)}{4!}x^...

テイラー展開剰余項微分
2025/6/9

関数 $f(x) = e^{-\frac{x}{3}}$ について、剰余項を含んだマクローリン展開の式 $f(x) = \sum_{k=0}^{n-1} \frac{f^{(k)}(0)}{k!} x...

マクローリン展開指数関数導関数
2025/6/9

$\theta$ の範囲が $0 \le \theta \le \pi$ で定義された関数 $f(\theta) = 2\sin\theta \cos^3\theta - 2\sin\theta \c...

三角関数最大・最小三角関数の合成微分を使わない最大最小
2025/6/9

$y = 3\sin^2 x - 2\sqrt{3}\sin x \cos x + \cos^2 x - 6\sin x + 2\sqrt{3}\cos x$ ($0 \le x \le \pi$) ...

三角関数最大値最小値合成関数
2025/6/9

曲線 $y = x^3 - 3x^2 + x$ と直線 $y = -x$ で囲まれた2つの部分の面積の和 $S$ を求めよ。

積分面積曲線定積分
2025/6/9

与えられた式 $ \frac{1}{1-\sin\theta} + \frac{1}{1+\sin\theta} $ を簡略化します。

三角関数簡略化恒等式secant
2025/6/9

$a$ を定数とするとき、関数 $y = \frac{1}{2}x^3 - \frac{15}{4}x^2 + 8x + 5$ のグラフと直線 $y = 2x + a$ が異なる3つの共有点を持ち、そ...

微分3次関数グラフ共有点不等式
2025/6/9

以下の3つの重積分の値を求める問題です。広義積分として考える必要があるものも含まれています。 (1) $\iint_D \frac{1}{\sqrt{y-x}} dxdy$, $D: 0 \...

重積分広義積分変数変換極座標変換
2025/6/9

次の極限を求める問題です。 $\lim_{x \to 4} \frac{1}{(x-4)^2}$

極限関数の極限発散
2025/6/9

与えられた2つの放物線で囲まれた領域の面積 $S$ を求める問題です。2つの問題があります。 問題1:$y = x^2 - 4$ と $y = -x^2 + 4$ で囲まれた面積 問題2:$y = x...

積分面積放物線
2025/6/9