(1) 円Oにおいて、接線 $l$ が点Aで接している。$\angle{BAD}=60^\circ$ のとき、$x$ と $y$ の角度を求める。 (2) 円Oにおいて、$\angle{BAC}=94^\circ$、$\angle{BAD}=60^\circ$、$\angle{ABD}=\angle{CBD}$ のとき、$z$ の角度を求める。

幾何学接線円周角の定理三角形角度
2025/6/10

1. 問題の内容

(1) 円Oにおいて、接線 ll が点Aで接している。BAD=60\angle{BAD}=60^\circ のとき、xxyy の角度を求める。
(2) 円Oにおいて、BAC=94\angle{BAC}=94^\circBAD=60\angle{BAD}=60^\circABD=CBD\angle{ABD}=\angle{CBD} のとき、zz の角度を求める。

2. 解き方の手順

(1)
* 接線と弦のなす角の定理より、BAD=BCA=60\angle{BAD} = \angle{BCA} = 60^\circ
* OBC\triangle{OBC}OB=OCOB=OC の二等辺三角形であるから、OBC=OCB=60\angle{OBC} = \angle{OCB} = 60^\circ
* よって、BOC=x=180(60+60)=60\angle{BOC}=x=180^\circ - (60^\circ + 60^\circ) = 60^\circ
* 四角形 ABCDABCD の内角の和は 360360^\circ であるから、ACD=y=180BAD=18060=120\angle{ACD} = y = 180^\circ - \angle{BAD} = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circ
(2)
* ABD=CBD\angle{ABD} = \angle{CBD} なので、円周角の定理より、AD=DCAD = DC。したがって、ADC\triangle{ADC} は二等辺三角形である。
* ADC=z\angle{ADC} = z とすると、DAC=DCA\angle{DAC} = \angle{DCA}
* 三角形 ADCADC の内角の和は 180180^\circ なので、z+DAC+DCA=180z + \angle{DAC} + \angle{DCA} = 180^\circ
* 2DAC=180z2\angle{DAC} = 180^\circ - z より、DAC=DCA=12(180z)=90z2\angle{DAC} = \angle{DCA} = \frac{1}{2}(180^\circ - z) = 90^\circ - \frac{z}{2}
* BAC=94\angle{BAC} = 94^\circ であり、BAD=60\angle{BAD} = 60^\circ なので、DAC=BACBAD=9460=34\angle{DAC} = \angle{BAC} - \angle{BAD} = 94^\circ - 60^\circ = 34^\circ
* 34=90z234^\circ = 90^\circ - \frac{z}{2} より、z2=9034=56\frac{z}{2} = 90^\circ - 34^\circ = 56^\circ
* したがって、z=56×2=112z = 56^\circ \times 2 = 112^\circ

3. 最終的な答え

(1) x=60x = 60^\circ, y=120y = 120^\circ
(2) z=112z = 112^\circ

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