まず、2桁の自然数のうち、6の倍数の総和を求めます。
2桁の自然数で最小の6の倍数は12、最大の6の倍数は96です。
6の倍数は等差数列をなすので、その和は、
S6=2n(a1+an) ここで、a1=12、an=96、n は項数です。 96=12+(n−1)6 84=(n−1)6 したがって、6の倍数の総和は、
S6=215(12+96)=215(108)=15⋅54=810 次に、2桁の自然数のうち、9の倍数の総和を求めます。
2桁の自然数で最小の9の倍数は18、最大の9の倍数は99です。
9の倍数は等差数列をなすので、その和は、
S9=2m(b1+bm) ここで、b1=18、bm=99、m は項数です。 99=18+(m−1)9 81=(m−1)9 したがって、9の倍数の総和は、
S9=210(18+99)=5(117)=585 6の倍数かつ9の倍数、すなわち18の倍数の総和を求めます。
2桁の自然数で最小の18の倍数は18、最大の18の倍数は90です。
18の倍数は等差数列をなすので、その和は、
S18=2k(c1+ck) ここで、c1=18、ck=90、k は項数です。 90=18+(k−1)18 72=(k−1)18 したがって、18の倍数の総和は、
S18=25(18+90)=25(108)=5⋅54=270 求める和は、6の倍数の和と9の倍数の和を足し合わせ、重複している18の倍数の和を引くことで得られます。
S=S6+S9−S18=810+585−270=1395−270=1125