まず、軸ABと軸BCに作用するトルクの総和を計算する。
軸ABに作用するトルクの総和は TAB=τl である。 軸BCに作用するトルクの総和は TBC=−τl である。 全体のトルクのつり合いを考えると、
TA−TAB+TBC+TC=0 TA−τl−τl+TC=0 TA+TC=2τl ...(1) 次に、ねじれ角に関する条件を考える。両端が固定されているため、A端からC端までのねじれ角の合計は0になる。
θAB+θBC=0 ねじれ角 θ はトルク T, 長さ L, 横弾性係数 G, 極断面係数 J を用いて、θ=GJTL で表される。 軸ABにおけるトルクは TA−τx (ただし、0≤x≤l)、軸BCにおけるトルクは −TC−τ(l−x) (ただし、0≤x≤l)と表せる。 したがって、
∫0lGJAB(TA−τx)dx+∫0lGJBC(−TC−τ(l−x))dx=0 JAB=32πdAB4=32π(2dBC)4=2πdBC4 JBC=32πdBC4 よって、JAB=16JBC ∫0l16GJBCTA−τxdx+∫0lGJBC−TC−τ(l−x)dx=0 ∫0l16TA−τxdx+∫0l−TC−τ(l−x)dx=0 161[TAx−21τx2]0l+[−TCx−τlx+21τx2]0l=0 161(TAl−21τl2)+(−TCl−τl2+21τl2)=0 16TAl−32τl2−TCl−τl2+2τl2=0 16TA−32τl−TC−τl+2τl=0 16TA−TC=32τl+τl−2τl=32τl+32τl−16τl=3217τl TA−16TC=217τl ...(2) (1)より TA=2τl−TC を(2)に代入する。 2τl−TC−16TC=217τl −17TC=217τl−2τl=213τl TC=−3413τl これを(1)に代入する。
TA=2τl−(−3413τl)=3468+13τl=3481τl