(1) 領域Dの図示
まず、与えられた不等式に対応する直線を座標平面上に描きます。
* x+3y=15: (0,5), (15,0) を通る直線 * x+y=8: (0,8), (8,0) を通る直線 * 2x+y=10: (0,10), (5,0) を通る直線 次に、それぞれの不等式が表す領域を考慮します。
x≥0,y≥0 より、領域は第1象限にあります。 x+3y≤15,x+y≤8,2x+y≤10 より、それぞれの直線より下側の領域となります。 これらの不等式全てを満たす領域が領域Dとなります。領域Dは五角形になります。
次に、各直線の交点を計算します。
* x+3y=15 と x+y=8 の交点: x+3y−(x+y)=15−8⇒2y=7⇒y=27=3.5, x=8−y=8−3.5=4.5. よって、(4.5,3.5) * x+y=8 と 2x+y=10 の交点: 2x+y−(x+y)=10−8⇒x=2, y=8−x=8−2=6. よって、(2,6) * 2x+y=10 と x軸(y=0)の交点:(5,0) * x+3y=15 と x軸(y=0)の交点:(15,0) * x+3y=15 と y軸(x=0)の交点:(0,5) * x+y=8 と y軸(x=0)の交点:(0,8) * 2x+y=10 と y軸(x=0)の交点:(0,10) したがって、領域Dの頂点は(0,0), (5,0), (4.5,3.5), (2,6), (0,5)となります。 (2) 3x+2yの最大値を求める k=3x+2yとおきます。このとき、y=−23x+2kとなります。 この直線が領域Dと交わるようにkを変化させ、切片2kが最大となるkを求めます。 領域Dの頂点で3x+2yの値を計算します。 * (0,0): 3(0)+2(0)=0 * (5,0): 3(5)+2(0)=15 * (4.5,3.5): 3(4.5)+2(3.5)=13.5+7=20.5 * (2,6): 3(2)+2(6)=6+12=18 * (0,5): 3(0)+2(5)=10 最大値は20.5です。